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【盗作猿】ランディの日記を先取り予想だ!【パクルなよ】

1 :田ロランディ【笑】:02/04/18 10:55
次々と盗作がばれてマスコミに知れ渡り、実の兄や友人を心理的虐待で故殺したり
仕事仲間に心理的虐待とストーキングを繰り返して職場から追い出したり、資格詐取
で子供を公立保育園に預けたりと、盗作以外にも犯罪疑惑が続々と噴出している
田口ランディ。 万引き癖が世間に知れて、日本に入れなくなったのか気分一新の
ためか、盗作事件に連座したオタク編集野郎と逃げるようにバリに旅立ったのが盗作発覚
第二弾から十日後のことでした。 「愛」だの「神秘」だのという物々しいキーワードで
ろくでもない観光印象記を粉飾してきたランディが、バリ遊興をどのようにネタに
するかは、インチキ作家の手口を観察するうえで興味深いものがあります。さてさて
盗作犯罪幇助の悪質版元・畜魔書房から、万引き猿がいったいどんな日記を発表するか
予想のそっくりさん文章を出し合って、ランディの想像力と筆力と観察力の貧困を嗤おう
というのが、このスレの目的。 ランディよ、ここに出てくる予想文をパクルなよ!
ネットの匿名掲示板からパクっても著作権侵害になるという判決が、猿の外遊中に出て
いるので、念のためにそれもニュースソースを貼っておくからな。

●●関連リンク
★田口ランディの日記(ちくま書房) 2000.8.30〜
 http://www.chikumashobo.co.jp/web/taguchi/index.html
★産廃物&盗作屋・田口ランディ監視スレ Part 23★ (このスレの派生元)
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/books/1018640466/l50
●●>>2 匿名掲示板からのパクリも犯罪です
 >>3-4 【ランディ自身の日記を分析】悪事がばれて遁走したい盗作猿のぼやき
 >>4ー17 【バリ帰国後の“リセット日記”予想】

301 :無名草子さん:02/04/28 15:06
ミュージック予想
8月6日、けい子(主人公)はヒロシマにいた。
昼間は最悪だった。誘われて平和祈念式典に参加したものの、直線的な構造の
広島平和公園を彼女はどうしても好きになれず、同行者に愚痴ばかりをこぼし
ていた。
  「なによ、もうっ。暑くてたまらないわよ。喉が渇いて我慢できない。
  ……一杯の水が必要なのよ。私にもここに眠る人たちにも」
けい子は巫女の素質があるため、死者の苦しみに感応して苛立っているのだが、
同行者にはそのようなことはわからない。声高に不満を言いつのるけい子の脇で、
人目を気にしながら、恥ずかしそうにうつむくばかり。

そして夜。急用ができた同行者と別れ、ひとりヒロシマの街をうろつくけい子。
  一人で知らない街を歩くのは寂しい。でも、その寂しさが自由なんだ。
  精霊流しの色とりどりの光が綺麗。夜空にぽっかりと浮かぶ月と、満点の
  星が綺麗。昼間のぎらぎらした光と違って、ヒロシマの夜はやさしいなあ。
あてもなく公園のほうを歩いていたけい子は、美しい音楽を耳にする。
心惹かれたけい子は音のする方向に行く。演奏をしていたのは、20代くらいの
整った顔立ちの若い男性だった。
けい子はめったなことでは音楽を聞いて感動したりしない。コンサートでも、
CDでも、自分のための演奏、自分のための音楽でないかぎり、心を動かされたり
しないのだ。
  でも、どうしたことだろう。彼の演奏は私の心に響く。私をとても感動
  させている。ああ、そうか――彼は私のために演奏してくれているのだ。
  不思議だけれど、そう確信できる。この出会いは今夜、神様が私にくだ
  さったギフトなのだ。彼の音楽は美しく、傷ついた世界をリンスする
  パワーをもっているからだ。

演奏が一段落したらまっ先に彼に声をかけようと人垣をかきわけながら突進する
けい子は、彼のすぐ側に小学生くらいの女の子がぽつんと立っているのに気付く。
白いワンピースを着て、髪の長い大人しそうな少女だ。
演奏している男性の身内かとも思ったが、男性は演奏に夢中だし、他に付き添って
いる大人の姿も見えない。同じ年頃の娘をもつけい子は気になって、周囲の人に
それとなく尋ねてみるが、皆ぽかんとした顔をして、その女の子はどこにいるんだ?
と言う。
  そんな馬鹿な……あんなにはっきり見えるのに。
けい子にしか見えない女の子は、にっこり笑いながら近付いてきた。



302 :無名草子さん:02/04/28 16:38
>301
うわ、リアルかも。本当にこんなの書きそうだよ(笑)。
ミュージックもネクストも、ここに予想を書きつくしてしまいたいね。
かぶったら、2ちゃんが田口を盗作で訴えよう!

303 :勿論、フォークランド紛争はサッチャー時代:02/04/28 17:23
*平和と
 女の
 性(さが)

有事法制立法というのが出来るらしい。
あたしはバカだからよくわからなけど、
そんなただの法律で戦争への道が開かれるのは冗談じゃない、と思う。

昔、サカタ君という自衛隊の人とつきあっていた。
「山の中で二週間も演習してると、どんなブスでもどんなババアでも
女でさえあればいいかと思うようになる」
でも、サカタ君はブスでもババアでもない私を選んだ。
「友達は今日はみんなで風俗に言ったけど、俺はこの前競馬ですって
金がないから」
そんな風に風俗にいかない言い訳をするのがかわいかったと思う。

そうなんだ、戦うのは男の性で、平和は女の性なんだ。
女が国の指導者になれば、戦争なんかなくなるんだ。
イギリスだって、そうではないか。エリザベス女王が君臨し、
サッチャーが首相だった時代は、戦争なんか起こらなかった。
子宮がない男でも、そんな簡単なことがわからないんだ。

サカタ君はその後、自衛隊を脱走したらしい。
彼にはわかっていただ、平和は女でなければ作れないことを。
何となく、あたしはそう思っている。

304 :無名草子さん:02/04/28 17:30
↑サカタ君は自衛隊マンガ「右向け左!」からのパクリ

305 :無名草子さん:02/04/28 17:32
>>303=>>304です
たびたびスマソ

306 :無名草子さん:02/04/28 19:50
>>301
パチパチ。拍手。続きプリーズ。

307 :無名草子さん:02/04/28 20:39
ミュージック予想(>>301続き)
白いワンピースを着た女の子は、けい子のすぐ脇をすっと通り抜けた。あわてて
後ろを振り向いたがそこには誰もいなかった。

その動揺のせいだろうか、若き演奏家との初対面の場で、けい子はいろいろと
失敗をしてしまった。開口一番、「演奏、とても素晴らしかったです、あのぉ、
特にバッハの『チェロのための無伴奏協奏曲が』と言ったら、「ああ、無伴奏
組曲のことですか?」と訂正された。
  「きゃーっ、恥ずかしい。あたし、CDだって持っているのに。すみません、
  すみません。あたし、無学で教養がないからぁ」
これはまだ軽い失笑ですんだのだが、彼が目を見開いたまま手探りで物を片付ける
様子を観察していたけい子が、「もしかして、あきめくらの方なんですか?」と
口走ったときは、ぎょっとした周囲の反応も冷たく、愛と勇気と人なつっこさを
総動員して、気まずさの払拭につとめなければならなかった。
  「ごめんなさい、ごめんなさい。あたし、本当にバカだから、口のききかたも
  まるっきり知らなくて」

ぺこぺこと米つきバッタのように謝りながら、しかし、反抗的で冷徹なもう一人の
けい子は、彼らに毒づいていた。
  ああ、嫌だ嫌だ。細かいことばっかり気にして、すぐに人の揚げ足をとるのだ
  から――。またこういう奴らに会ってしまったかと思うと、嗚咽が込み上げて
  くる。あきめくらが差別用語だなんて知っているわよ。つい、うっかりしただけ
  じゃない。彼は「もう、いいよ」と言ってくれているのに、しつこいったら。
だが、他の者は、小柄で童顔なけい子が、内心このようなことを思っているなどと
知る由もない。けい子もまた、そのようなことを気取られないように、有能な営業
ウーマンだった頃のノウハウを駆使して、心のこもっていない謝罪とお愛想で
彼らに食い込もうとする。
  この出会いを無駄にするわけには絶対にいかない。彼のあの澄んだ瞳、あれが
  何も映していないなんて、切なさで胸が締め付けられる思いがする。彼は音楽で
  世界を癒す。でも、彼自身は何だか寂しそうで悲しそうだ。私は彼の役に立ちたい。
  彼の悩みを聞いてあげて、いろいろ相談に乗ってあげたい。
彼は見えない瞳で、ずっとけい子を見つめている。けい子は、「わかっているわ」と
心の中でそっとつぶやいた。
  あなたは世界を救うために生まれてきた。そして私は、あなたを救うために、
  今ここにいるの。

308 :同じアナルのムジナ ◆nhxHW/92 :02/04/28 21:26
*アタシの
 肛門は
 めいいっぱい

先日、友人の所に、泊まりで遊びに行った。
旦那は出張中で、朝まで飲み通す予定だった。
だらだらと、テレビを見ながら酒を飲み、話をしながら、ツマミを食べている状態。
お互い、かなり酔ってきた所で、
「あ、そうそう。面白いモノがあるんだわ!」
友人はそう言うと、奥にの部屋に消えた。
なにかな?と待っていると、戻ってきたときに、手にはビデオテープが握られていた。
「ダンナの書斎を掃除してたら出てきたのよ」
そう言って、彼女はビデオをセットする。
「裏ビデオ?」
彼女は首を振り、
「裏じゃないわよ。普通のアダルトビデオよ。モザイクあり」
ビデオが始まる。

タイトルは「折檻 ブルセラいじめ 倉本安奈」
内容は、良くある、アダルトビデオ撮影現場を、そのまんま撮影したという内容で、女の子が、撮影には
同意したんだけども、現場で気持ちが変わり、帰りたいが、返してくれない、そんな事までヤるなんて!?
などという、微妙な演技を見せてくれる。

二人して、大爆笑。
女の子が、あんな事や、そんな事をされるたびに、
「えぇ〜!!そんな事、するんですか!!(泣)」
と言うのだ。
しかも、メチャクチャ演技がうまい。

彼女の「えぇ〜!!そんな事、するんですか!!(泣)」と言うセリフを聞くたびに、私たちは大爆笑した。
「オマエ、何しに来たんだ?」
と、テレビに向かって、ツッコミを入れる。
内容としてはオーソドックスなものだのだが、彼女の演技にただ脱帽。

309 :早食いあぼ〜ん ◆nhxHW/92 :02/04/29 08:45
( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)アタシらは
                   みんな
                   生きている

昨日、シュリを見た。
内容は皆さんも知っているだろうし、知らない人もいるかもしれないので、あえて書かないが、割と面白かったと思う。
よく、シュリは日本映画と比べられ、韓国映画の飛躍を語る時の、材料の一つでもある。
「日本映画は、韓国映画に学ぶところが多くある」
と言う批評家もいる。
アタシはそれは違うじゃん?と思う。
韓国では、映画産業は国策産業で、国が強力にバックアップしており、街中での銃撃戦が出来ない日本映画と
比べるというのは可哀想と言うものだ。
基本的に、金のかけ方が違うのだ。

最近、日本の漫画やアニメが、ハリウッドで映画化されるという話を良く聞く。
「AKIRA」は理解できるが、「ドラゴンボール」の映画化を聞いた時はさすがに驚いた。
しかも、実写である。
他に、「鉄腕アトム」も制作しているらしいが、それらの話を聞くと、なぜ日本の映画製作会社は、映画化
できる素材がたくさん日本にはあるのに、金をかけて制作しないのだろうか?と考えてしまう。
ハリウッドは現在、ネタ不足が深刻らしく、外国映画のリメイクや、外国から原作を見つけて来るのがはやっているらしい。
アタシも何作か、小説を書いているので、ハリウッドで映画化されないかしら?

「今、目の前で、馬鹿なガキ共が食ったモノ吐いている」
そんなセリフがシュリの中であった。
ロールパンを食べて、喉に詰まらせた中学生は吐くことも出来なかったそうだ。
「テレビを見て、まねた」
と、亡くなった中学生の同級生達が口々にそう喋っている。
それを、テレビのワイドショーで放送している。
「早食いの、どこが、かっこいいんだ?」
その局が、早食い番組を作っているかは知らないが、オマエラには言われたくないと思った。


310 :無名草子さん:02/04/29 09:49
>>303
>でも、サカタ君はブスでもババアでもない私を選んだ。

この一行にランディ汁がにじんでいて、すごくリアルですな。

311 :無名草子さん:02/04/29 11:17
>>309
訳わかんなくてイイ!!

312 :無名草子さん:02/04/29 13:43
>>307
盲目の、若き美形の演奏家ってのは、確かに出しそう。
でなけりゃ、ランディ風味の主人公を歌姫にする(ひぃぃ)か、
どっちかじゃないかねぇ。

313 :無名草子さん:02/04/29 16:50
ミュージック予想(>>307続き)
東京に戻ったけい子は、しばらくの間、ヒロシマで出会った演奏家(坂本と
いう)とメールで文通を続けていた。けい子としては電話の方がよかったの
だが、彼は練習中などは携帯の電源をオフにしていて、留守電にマメに返事
をよこしたりしないのだ。若き芸術家の気難しさなのだろう。
メールにも常に返事があるとは限らず、時折返事をよこしたかと思えば、
つき放したような、ぶっきらぼうな文面が多い。たとえば、けい子が彼の
女性経験について真摯に尋ねたメールの返事が、「もちろんありますが、
人数なんて数えちゃいません。だいいち、あなたには関係ないでしょう」
であるといった調子だった。けい子はこれを分析して、こう考えた。
  この人は昔、私がボランティアで世話をしてあげた身体障害者の女性に
  似ている。彼女は、世の中が自分に押しつけているイメージを自覚し、
  それを裏切ることに生き甲斐を感じていた。彼が女性経験の豊富さを
  強調したり、攻撃的な口調でメールを返すのは、純情で天使のような
  障害者という世間の見方に対する反動なのかもしれない。

彼はまた、臆病で引っ込み思案でもあった。アウトドアを楽しむこともなく、
引きこもり一歩手前の生活をしているのもそのせいであろう。けい子が彼への
メールに、「平和祈念式典で流れる音楽は怪獣の登場シーンのようで無気味だ。
式典に流れるのは、あなたの曲こそふさわしい」と書き綴ったのに対して、
「県外の人はそのように感じるものかもしれないが」と一応の共感を示しつつ、
彼の曲を式典で流そうという野望を共有してくれようとはしないのだ。

さらに彼は、怒りっぽくもあった。けい子は彼のメールに、過去は川の水の
流れにのせた灯籠のように水に流し、憎しみや恨みを乗り越え愛に向かう
べき――というごく穏当なことを書いただけなのに、彼はそれに反発して、
君にヒロシマの何がわかる?だの、被爆者やその二世、三世の苦しみなど
何もわかりはしないくせにだの、過剰反応といえるメールを送ってきたのだ。


314 :無名草子さん:02/04/29 21:10
ミュージック予想(>>313続き)
「――来ちゃった」
彼の家を訪ねたけい子の笑顔を見て、坂本は心底びっくりしているようだ。
「今日お伺いしますってメールで言っておいたのに、変なの」と指摘すれば、
どうやってここの住所がわかったんだとブツブツ言う。
  「古林くんに教えてもらったのよ。彼も心配していたわ。あなたなんだか
  最近イライラしているようだって」
  「誰のせいだと思って……」
  「古林くんと喧嘩しているの? ダメよ、仲直りしなきゃ。彼ってとても
  いい人だわ」
神経質なところのある坂本とは対照的に、のんびりした性格の古林は、けい子に
やさしく接してくれていた。猥談にも喜んで付き合う、けい子の明るく気取ら
ない性格を気に入っているようだ。

坂本が止める間もなく、けい子はさっさと台所に入り込んで、お茶の支度をした。
  遠慮しないでさっさと飲めばいいのに……。苦虫を噛み潰したような顔を
  してないで。でも、これは予想通りだ。やっぱり彼は、濃密な人間関係には、
  からっきし慣れてない。
  「あなたに出したメールのことで、まだ怒っている?」
  「その件は、もういいよ」
  「そう。でも私は怒っている。君は当事者じゃないからわからない?
  そんなこと言われて、私がどんなに傷ついたかわかる? 甘ったれ
  ないでよっ! 誰も他人の苦しみなんかわかるわけがないじゃない」
彼は気圧されたかのように、ただ黙っている。けい子の狙い通りの反応だ。
坂本のようなタイプは、メールではあれこれ反論してきたり、意地悪な態度を
取ったりするが、二人きりで直に会うと、やさしくなることや大人しくなる
ことが多いのだ。パソコン通信の黎明期から参加し、かつてはオフ会にも
出まくって、“ネットの女王”の異名をとったけい子が、予想した通りだ。
  「どうしたの? 大人しいわね。メールだとあんなに饒舌なのに」
  「人はね、あきれると何も言えなくなってしまうものなんだよ……」
  「負け惜しみの言い訳はおやめなさい。あなたは、こんな風に膝を突き
  合わせながらのゴリッとした人間関係が苦手なのよ。ずうっと、いろんな
  ことから逃げてきたから。いいえ、よくお聞きなさい。メールにも書いた
  通り、祈念式典に流すかどうかは、もうどうでもいい。あんな形骸化した
  式典なんか。でも、あなたは鎮魂歌を作って演奏しなければならないの。
  生きている人のためだけにじゃない。亡くなった人のためにもよ」

315 :小好女くぴっと ◆nhxHW/92 :02/04/29 23:09
( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)呪いと
                   恨みと
                   憎しみを

最近、なかなか眠ることが出来ない。
いろんな考えが、頭の中でグルグルと回っているのだ。
昨年来、周りでゴタゴタが続き、某匿名掲示板で、アタシを誹謗するスレが立っているせいだろうか?
小説も、エッセイも書けなくなった。
そのせいで、仕事はなくなり、物書きをする前と変わらなくなってしまった自分がいる。
昔は、ネタがいくらでもあった。
ネタに困った時はネットに接続し、適当なキーワードで検索をかけてみれば、いくらでも見つかったのに。
今ではネット人口も広がり、ちょっと、無名のサイトから拝借した文章でも、「パクリ、パクリ」と騒ぎ立てられる。
昔は良かったな…

人を陥れて、その人が狼狽える姿を見て楽しむ人達がいる。
自分たちは、無責任で、自己厨な発言を繰り返す、名無し達だ。
大抵は、デブで、脂性の、不衛生な引きこもり達だ。
まれに、アタシに嫉妬する、同業者が混ざっていたりするが。
そう言う名無し達は、基本的に卑怯で、卑屈なオタクでしかない。
他人に、自分の意見を聞いてもらえる事もなく、評価されることもない。
名無し達はアタシに嫉妬しているだけなのだ。
そんな名無し達の魂は、黒く濁り、腐汁が幕を張っているのだ。
その存在は、マスターベーションの後の、手に付いたザーメンより価値がない。
まさに、逝ってよし。

憎しみとは、本当に醜いと思う。
それを持ち続けると、そん人の心と、肉体を蝕み、生産性を奪っていく。
名無し達が正にそうだ。
彼らの辞書に、生産性という言葉はない。
ただ、消費の文字が踊るだけである。
まるで、祭りのように。
腐った魂は増殖し、その増殖は腐敗の連鎖を繰り返す。
だから、アタシは憎しみを持たない。
アタシの魂と肉体が、美しいままであるように

316 :無名草子さん:02/04/29 23:42
ミュージック予想(>>314続き)
  「鎮魂歌……死者に捧げる……」
彼はかすかに反応した。彼はけい子をじっと見つめているかのように見える。
実は彼は何も見ていないのだが、けい子はそれを忘れそうになる。(これを
書いている人間も、>>314の3行目では忘れていたりする)。
  「そう、生命の連鎖から切り離された彼らに、生と相似形の死を与えて
  あげなければいけない。有名な詩人も言っている。彼らに本当の死を
  与えろ、って。死は生と地続きなんだ。それから私は体験者の手記も
  たくさん読んだけど――」
けい子は息をのんだ。悲しそうな顔の白いワンピースの少女が唐突に現われ、
彼をけい子からかばうように立ちはだかったからだ。

急に黙りこくったけい子を、彼はいぶかしがる。彼女は恐くて彼の、そして
少女のいる方向をまともに見れず、弱々しい声でつぶやくだけだった。
  「こんなこと言うとさぞかし変な奴だと思うだろうけど、私は巫女なんだ。
  だからヒロシマでも、亡くなった人の思いを感じとってしまう……確実で
  圧倒的な気配として。式典では、水が飲みたくなってたまらなかった。
  ううん、幽霊を見たことはない。あなたのそばにいるその女の子以外は」

これでもうおしまいかと観念したが、驚いたことに彼には心当たりがあるらしく、
けい子に質問をあびせかけてきた。けい子はそれに答える――小学生くらいで、
細っこくて、髪は真直ぐで長い女の子。
  「そうね、あなたに似ているかもしれない。最初見たときには、あなたの
  身内かと思ったもの。あなたが私のために『チェロのための無伴奏協奏曲』
  を演奏してくれた、あの夜……」
彼は自分の世界に入り込んでしまったかのようだ。聞き上手のけい子がなんとか
聞き出したところによると、彼の祖父の妹さんが命を落としたのが、ちょうど
その年頃であったらしい。
  「違う! そんなはずないっ。だって、本当にまだ小さな子なんだよ。
  あんな小さな子が、そんな、そんなぁ……」
坂本もけい子も、いっしょになってぼろぼろと泣いた。しかし、彼とけい子の
考えていることは、同じように見えて、少し違っていた。けい子はこう思って
いたのだ。
  なんてことだろう。大人だったら、いつまでも恨みがましいのもわかる。
  しかし子供は、いくら幽霊ったって、もっとけろっとしてしかるべきだ。
少女はまだいる。彼女の表情は、さらに悲しそうだ。
  待っていてね。私が昼も夜も彼のそばにいて、きっとあなたを成仏させる
  鎮魂歌を書き上げさせてみせる。ああ、首をぶんぶんと横に振って……
  彼に似て、引っ込み思案で遠慮深いんだなあ。


317 :小好女くぴっと ◆nhxHW/92 :02/04/30 00:22
もっと、みんな参加するのよ

318 :無名草子さん:02/04/30 08:11
なんでかラソディの文章じゃむかついてくるんだけど
ここのっていかにもラソディが書きそうでラソディだ!って内容なのに
イヤーンな感じが全然無くて読み込めてしまうんだよねえ。
ここの人達が作家になったほうがよかったかも。

319 :無名草子さん:02/04/30 08:30
幻冬舎はグロいエッセイや小説で、奇をてらうことで商売を
してきた“日本文壇のrotten com.”だから、ランディは絶好の
グロ商品だと考えたのかも。ここの文体模写は、そうした
グロテスクを帯びていないから、露悪商法の出版社は
「作家」として使いたいとは思わないかも。現代日本を
代表する「作家」は、少なくとも体臭、もとい大衆小説
レベルだと、辻仁成とか柳美里だもんね。
それにしても、ランディの使いそうなネタはここで大分
出てきているから、ストッパーとしての意義は大きいよね、
このスレ。

320 :無名草子さん:02/04/30 11:31
ミュージック予想、普通に面白い。


321 :無名草子さん:02/04/30 12:23
>>318
このスレで5回ぐらい文体模写してますが、そんなにむかつきませんか?
自分で書いてて
「うわー、こいつ何書いてやがる、むかつく!」
と思う時が結構あるんですが。

322 :無名草子さん:02/04/30 13:34
文体模写だと解っていても、私は結構ムカつきます(w。

323 :無名草子さん:02/04/30 16:09
ミュージック予想、エッセンスはいりまくりで
相当面白い。ランディがいいそう(または過去に言ったこと)
もさりげなく絶妙のタイミングではいってて
お話しの方も面白い。
これ、パクりたくてしょうがないだろうなー。

324 :無名草子さん:02/04/30 17:05
ミュージックの主人公の名前は坂本で決まりと思われ。
坂本龍一に帯書いてほしくてたまらない田口。

325 :無名草子さん:02/04/30 17:07
アンテナに出てきた主人公の男の名前はなんていったっけ?
栗原氏の名前使ってるんだよね?
栗原という名前だったの?>アンテナ
下の名前を使ったのか?

326 :無名草子さん:02/04/30 17:53
文体模写、もう寒気がするほど練れてます。
時々、モノホンと錯覚し怒り狂って、ひっそり恥じてる。

327 :無名草子さん:02/04/30 18:09
「コーリング」の続きを代筆したい。
自分で読む気はないので、
誰か読んだ人、これまでのあらすじをよろしく。
2行ぐらいでいいよ(w

328 :無名草子さん:02/04/30 18:10
私、以前本スレで偽メルマガにキレた恥ずかしい過去を持っております。



329 :無名草子さん:02/04/30 18:13
ぎゃーやめてくれー
坂本龍一には近づくなーたぐちーこのやろー

330 :無名草子さん:02/04/30 19:08
>>327
自分で読んでからやりなよ・・・・・・・せめて。

331 :無名草子さん:02/04/30 19:37
ちくまのコーリング。なぜか読めないんだよな。
プラグ印いれたのに。
日記は読めるのだが。

332 :無名草子さん:02/04/30 21:08
ネクストももっと予想を書きつくしましょう。
お猿の出口をぜんぶふさいでやりたい。

333 :無名草子さん:02/04/30 22:11
>>327 覚えておくべき事はただ一つ。
年頃の娘さんがはくのは「スラックス」だ。

334 :無名草子さん:02/04/30 23:12
漏れもプラグ員入れて日記は読んだが
コーリングは読めない。

スラックスをはく娘さんの手にもっているのは
キタムラのハンドバッグなのだろう(憶測

335 :無名草子さん:02/04/30 23:14
ついでにミハマの靴にフクスケのポロシャツだナ。
そして横浜でもユーミンの歌を口ずさみながら
歩かせておけ。


336 :無名草子さん:02/04/30 23:53
ミュージック予想(>>316続き)
生者のみならず、死者も傷ついた大地をも癒す鎮魂歌――そのコンセプトに、坂本も
共感した……はずだった。参考にとけい子が持ち込んだCDのうち何枚かは、彼があまり
聞いていない時代の音楽なので新鮮だと言っていたし、彼女が唄うホーミーのかそけき
微妙な倍音にも、興味を示していたようであった。

言葉の呪い、それ自身の持つ限界だ――と、けい子は思った。
  言葉は思いを伝えるのにはあまりに不完全で、私と彼のように運命で結びついた者
  同士にも、つまらない諍いを起こさせる。……私は、ずうっと言い続けていたのに。
  ぜひ、こういう曲を作って。この曲なんかも素敵でしょう?と。どうしていきなり
  怒り出すのよ、「君は僕に盗作しろとでも言うのか?」だなんて。どうしてそんな
  怖い顔で怒鳴るの?
彼の言い分によると、「こういう曲を作ったらいいわ」と言っていたのは、こんな澄んだ
音色の曲がいいとか、静かでしっとりした曲がいいとか、そういう意味で言っていると
思っていたのに、あちこちの曲からメロディーラインやテーマを少しずつパクって作れ
という意味だとは、今日まで知らなかったということらしい。
  「どうしてよ、だって、メロディーラインを構成する音の組み合わせなんて、もう
  すでに出尽くしているじゃない。一曲全部真似しろなんて言ってないのに、
  なんで盗作だって話になるのよ。四小節以内なら、同じでもいいんでしょう?
  オリジナリティって、あなた何様? こんなに長い間、こんな多くの人たちが曲を
  たくさん作ってきたのに、それとは全然違う、まったく新しいものだけで構成された
  曲を、僕なら作れるとあなたは言うんだね。やってみなさいよ、できるもんなら!」

けい子は怒りながら、数週間前の会話を思い起こしていた。けい子が、「広島の人たち
だって、いつも原爆のことを考えていなけりゃいけないわけじゃないよね」と言ったら、
彼は「『ヒロシマ・ノート』で大江の言っていた『沈黙の権利』だね」と返したのだ。
  一方で後生大事にオリジナリティ神話にしがみつくくせに、私の考えたことなんて
  他の人がすでに考えたことに過ぎないって、残酷に指摘できるんだから。
  いや、たぶん彼が悪いんじゃないのかもしれない。彼はそんな大人たちに囲まれて
  育ったのだ。これは負の連鎖なのだ。ああ、でも、この怒りを静めるなんてことは、
  今はとてもできそうもない。
その「今」は、二時間ほど続いた。

337 :無名草子さん:02/05/01 00:32
に、逃げろ坂本…

338 :無名草子さん:02/05/01 01:14
ミュージック予想(>>336続き)
  ほんの数時間の議論が、こんな決定的な亀裂の原因になるなんて……。
けい子は途方に暮れていた。何通も何通もメールを出したが、返事は来ない。電話も
何度もかけたが通じない。彼が番号を変えてしまったらしい。新幹線代をはたいて
彼の家を訪ねてみたが、人のいる気配がなかった。彼の家はけっこう大きな家なのに、
近所の人は行き先も何も知らないと言う。半日近く家の前で待っていたら、警官が
巡回してきたので、逃げるようにその場を去った。何も悪いことをしているわけでは
ないが、けい子は昔から警官が大嫌いなのだ。

メールだけは、教えてもらったアドレスが、まだそのまま生きているようだ。彼が
届いたメールを読んでくれているかはわからないが、メールだけが、彼とけい子を
つなぐ、か細い糸だった。

けい子は心を、いや魂を込めて、彼へのメールを綴った。自分はもう怒っておらず、
この突然の裏切りも、彼が一言謝ってくれさえすれば許すつもりでいることを、
精一杯彼に伝えたつもりだ。それでも彼からの返事は来ない。不着の可能性を考え、
同じ文面のメールを三、四回、送り直したが、やはり返事は来なかった。

次は、彼女の考えを丁寧に説明して、わかってもらおうとした。諍いの原因となった
パクりと盗作とオリジナリティについて、オープンソースやバリの社会に見られる
情報共有、シミュレーショニズム、カットアップ、その他さまざまな概念を取り混ぜ
ながら論を展開し、彼の考えはもはや古いことを納得してもらおうとした。しかし、
やはり返事はない。

それでは――ということで原点に立ち戻り、自分の今の思いをシンプルに伝えようと
心に決めた。彼が好き、そばにいたい。ただそれだけを何度も繰り返したメールを
出した。それでも……何の返事も、けい子のメールボックスには届かなかった。

339 :無名草子さん:02/05/01 06:00
よかった!逃げ切った!
反応するなよサカモト!
このまま切れてしまえよサカモト!

…って、連ドラよりマジに入れ込んで読んじゃってます。
すごいっすねー>代書の方

340 :新分野の仕事はどうよ:02/05/01 09:03
インチキーナ・ダイエット推薦の言葉
田口ランディさん(作家)
*「モザイク」「アンテナ」がNHKをはじめとするマスコミで取り上げられ、
 ますますお仕事も好調な田口さん。
 愛と性を見つめた作品が若い女性に大人気。

あたしはダイエットをしたことがない。
でも、このインチキーナ・ダイエットは正しいと思う。
うまくいえないけど、身体が持つ綺麗になろうとする意思を引き出すとか、
波動を感じるとか、そういうことはありだと思う。
あたしがバリに行った時、海と一体化して身体が浄化されたと感じた。
水で癒すことは、身体も綺麗になるし、大自然のパワーを取り込むことにも
なると思う。

341 :無名草子さん:02/05/01 10:22
*ケーキと
 資格女と
 国家権力

以前あたしの担当編集者だったナントカ君が風邪をひいたらしい。
ケーキを持って見舞いに行くと電話をかけると、
「40度の熱があって立ち上がることも出来ないから来なくていい」
と言う。炊事や選択をしてくれという彼のメッセージだ。

ナントカ君の部屋のインターホンからは女の声がした。
「ナントカ君は電話の通り起き上がることも出来ない状態ですので」
だから、あたしが来たのじゃないか。こんな頭の悪そうな女に料理が作れるか。
「ご心配ありがとうございます。私は栄養士の資格を持っています」
資格。何も出来ない人間の唯一の心のよりどころ。
そもそもこちらはモモを連れてきている。小さな子供を一国も早く休ませようと
いう気はないのか。
「風ひいてる人間のところへ子供連れてきたんですか?何考えてるんですか!」
何考えてるのは、そっちだ。子供の持つパワーが、癒しなのだ。
ナントカ君が立ち上がれないのをいいことに、この女が監禁しているんだ。
あたしは直感した。あたしはドアを蹴った。
ナントカ君を救えるのはあたしだけだから。
「ナントカのおにいちゃん、かぜひいてるなんてしらなかったよ。かえろうよ。
モモもかぜひいてるのにむりやりケーキたべさせられて、げえってなったよ」
純真な魂を持つモモにはわからないだろうかもしれない。
あの女は、悪魔だ。ナントカ君の魂が持っていかれてしまう。
ドアを、壊さなければ。あたしは懇親の力で体当たりした。何度も何度も。

「近所の人から通報がありまして。交番まで動向願います。
・・・うわ、この頑丈なドアがをよくこれだけひん曲げたもんだ」
警察だ。なぜあたしを連れて行くのだ。連れて行くのはあの女だろう。
あたしが古い著作権概念を破壊するから、当局ににらまてれいるからか。
これは陰謀だ。あたしは戦わなければならない。
「いつもおかあさんがめいわくかけてごめんなさい。
おとうさんとべんごしさんにでんわしてください。でんわばんごうは・・・」
モモがポシェットから小さく畳んだ紙を出すのが見えた。
モモ、そいつらに近づくな。あたしはお前を守る。

342 :無名草子さん:02/05/01 10:38
※癒しを求める現代社会と
 少年と母親の愛が紡ぐ
 あふれ出る魂のコトバ
 
 バリ島旅行の疲れがどっと出たのか、体調が思わしくない。
GWのせいか、ここ湯河原も観光客が押し寄せ、車で買物へ出掛けても渋滞にはまってイライラしてしまう。
モモには申し訳ないが、行楽にはいかず家でおとなしくする事に決めた。

 そんな最中、偶然つけていたTVのドキュメンタリーに釘付けになった。N○Kスペシャル『奇跡の詩人』だ。
ご覧になった方も大勢いると思われるのでざっと解説する。
11歳になるヒッキーるな君は未熟児として出生直後、数回の手術を行ったために脳障害に陥ってしまう。自力で歩くことも自分の言葉を発することもできない。
しかし、米国の治療法を試み、母親手製の文字カードを使ってコミュニケーションの手段を得る。
哲学書など2000冊を読破した彼の才能は「詩」という形で開花し、今まで何冊かの詩集も出版され多くの人を癒している。

 この放送の中でわたしが胸打たれたのは、母の姿だった。
彼女は自宅に篭りっきりになり、るな君の発する言葉をスピーカーのように世間に伝えるのだ。
まるでいっこく堂が大切に腹話術の人形を抱えるかの如く、るな君を膝にのせ彼の手首に自分の手をそっと添える。
平仮名の他に「薔薇、髑髏」など難解な漢字が書き出された手製の文字盤を猛スピードで指差す息子の意思を、ツービート時代のビートたけしの如く早口で声に出す。
傍らには、るな君の言葉をワープロに書き起こすために会社を辞めた父親がキーボードを叩き、彼の宇宙観を活字にするのだ。

 るな君の魂のコトバは湧き水のようにどんどん溢れる。
新しい詩集出版の締め切りを直前に控え、親子の共同執筆は夜10時過ぎにまで及んでいた。
彼は睡魔と闘いながらも言葉を紡ぐ。瞼を閉じても文字盤を機関銃のように叩くスピードは衰えることを知らない。
母親は二人三脚で長年培ってきたのであろう、彼の魂の叫びとも取れる言葉を澱みなく発したのだ。彼が眼を閉じているのにもかかわらず。
 ここに、わたしは「奇跡」を見たのだ。親子の愛がもたらす小宇宙には何だって起こりえるのだと。

 思えば、家に引き篭もっていた兄も彼なりの言葉で何かを世間に知らしめたかったのかもしれない。
わたしが、あの母親のような愛情を兄に注いでいたら、今のわたしなぞ足元にも及ばない物書きとしてブレイクして…(以下、自分語りが続く



343 :無名草子さん:02/05/01 12:55
>>341
コワすぎる……「ミザリー」みたいだな。

344 :無名草子さん:02/05/01 13:13
>341
押し掛け厨ですね(w


345 :無名草子さん:02/05/01 14:17
ミュージック、坂本ちゃんがどうやってメールを見るのか何の説明もないところが
ランディっぽくてイイ!!


346 :無名草子さん:02/05/01 21:25
えーと、一応読み上げソフトというのが、少なくとも1990年頃からあるはずで……。
目の不自由な人がfj.soc.ナントカ他、NetNewsに参加していたのを覚えています。


347 :無名草子さん:02/05/01 22:37
ミュージック予想(>>338続き)
  またしても広島に来てしまった。彼と音信不通になってから、都合五回目の広島だ。
  私は彼と出会った日と同じように、自由の孤独さを噛み締めながら、川べりを歩いて
  いる。新幹線代だってタダじゃないのに、何やってんだろ、アタシ……。
今日も坂本に会えず、とぼとぼと歩くけい子の耳に、「サカモト」という単語が飛び込んで
きた。反射的に振り向いたけい子の目に、懐かしい坂本の姿が映る。いつもの幻覚なんか
ではない、本物の坂本だ。少し痩せたみたいだ。友人らしい連れの男(古林ではない)が、
にこにこしながら言っている。「大丈夫か、疲れない? そうか、お前、だいぶ元気に
なったよ。一時はどうなることかと思ったけど」

それで、けい子には、すべての事情が飲み込めた。
  彼はきっと体調を崩して入院していたのだ。だから連絡が取れなかったんだ。んもう、
  心配させて。よおし、お返しにこちらも驚かしてやろう。そうっと近づいて、「わっ」
  と大声で叫んでやるんだ。
そこにまた、白いワンピースの少女が現われた。懸命に、坂本の腕や背中を叩いて、彼の
注意を引こうかとしているかのようだ。
  おお、あんたもお久しぶりだねえ。だめだめ、彼はあなたの姿を見ることなんてできや
  しないんだから。ほおら、あと一メートル。まだ、気づかない。
少女は懸命に叫んだ。「逃げて!」と。その声はけい子のみならず、坂本と友人にも
届いたようだ。その瞬間、坂本の友人とけい子の目が合った。「うわっ、あの女!?
逃げるぞっ!」と叫ぶ。
  どうしたことだろう。なんで、どいつもこいつも「逃げろ!」なんて言うんだ?
  彼の連れなんて、一度も会ったことがない奴だぞ。誰かと間違えられているのか?
考えるより早く、けい子の身体が動いた。日頃、山登りやダイビングで鍛えた運動能力と
野性のたわものだ。かつて高名な学者に「圧縮」したようなと褒められたことのある肉体が
猛スピードで前進する。勢いあまってつんのめり、坂本の足に腕をまきつけてしがみつく
形になってしまったが、気にしない。
  みっともないなんて、いちいち気にしていられるか。いつも体ごとぶつかっていく、
  それが私なんだ。黙って逃げようとするなんて許せない。きちんと話をしてカタを
  つけなきゃいけないんだ彼と私は。

  ――それから後の記憶は、しこたま酒を飲んだ時のように、とぎれとぎれだ。
  「さっさと曲を作れ」「いつまで待たせるんだ、つけあがりやがって」「ほらほら、
  曲を作ってみなよ、一から十までオリジナルの曲をよぉ」「意気地なし」などと、
  少し辛らつな言葉を大声で叫んでしまったような気がする。
  彼の足をしっかり掴んでいたのに、あの連れの男に引き離されてしまった。酷い……
  ちくしょうちくしょうちくしょう、あの男、いつか殺してやる。
  彼は何を言っていたのだろう。「もう顔も見たくない」「付きまとわないでくれ」
  「今度は警察を呼ぶぞ」――まるで明け方にみる悪い白昼夢みたいだ。もう一人の
  彼はこう言っていた。「助けてくれ」「すまない」「見捨てないで」
けい子は後で自分を責めることになる。生来の警官嫌いのため、駆け付けた彼らに気が
ついたとたん、反射的に全力で逃げてきてしまったのだ。彼を見捨てて逃げたことを、
心から申し訳なく思った。

348 :無名草子さん:02/05/01 23:15
>かつて高名な学者に「圧縮」したようなと褒められたことのある肉体が

激しくワラタ!

349 :( ´∀`):02/05/02 01:38
>>341
>>342
>>347
ヤバイ、おもしろすぎる。
笑いながら死んでしまいそうだ。

350 :無名草子さん:02/05/02 05:35
339です。

>>337さま
続編ありがとうございます。
「少女」になっちゃった気分でうれしかった。
逃げたけいこはしかし次に何を?うーん、目が離せん。

「逃げろ」が今後、某Tのエッセイにでてきたら
これもこっからのひったくりっすね。



351 :無名草子さん:02/05/02 09:02
「ネクスト」予想(バリ・バージョン)

主人公である大月モナは26歳のひきこもり。
専攻する民俗学の担当教授に生まれて初めての恋心を抱くが
既婚であることを理由にやんわりと拒絶されて以来、ひきこもりになる。
子供の頃から学級委員タイプで、恋愛経験・男性経験はない。
大月と外の世界とを繋ぐ唯一の接点は、ネット。
ネットの中で、大月は尊敬と憧れと嫉妬の対象を見つけた。
それは二口よう子、ネットからデビューした天才小説家だ。
二口よう子は「二口モンキー」のペンネームで赤裸々に愛と性を語り、
高名な作家や有名な哲学者や才能ある音楽家などに絶賛され、
美人小説家として雑誌のグラビアを何度も飾り、
大月にはない全てのものを持っていた。
デビュー以前のネット時代から二口を知っていた大月は
匿名掲示板「2あんぐる」で大月を中傷する書き込みを続ける。
全く事実無根の「二口が盗作をした」という書き込みも、
何度も何度も繰り返すことでマスコミを動かすことになった。
暗い部屋で独り勝ち誇る大月。
しかし、誰よりも盗作でないことを知っている筈の二口が
自著を書き直すと宣言したことで、大月の空しい勝利は砕かれた。
突然、大月の下に一通のメールが届いた。なんと二口からだった。
「一緒にバリに行こう」
戸惑う大月に、二口は手を差し伸べる。
「本当は行きたいんでしょ?置いてっちゃうよ、それでもいいの?」
素直に差し伸べられた手を取った大月。バリはニュピの最中だ。
魂の祭りの中、断食と瞑想で魂を浄化された大月は悟った。
二口は何もかも知っていて、私を許してくれたんだ。
私はリセットされた。私はやっと次のステージに進めるんだ。
どうリセットされたのか、何が次のステージなのか、
ちっとも解明されないまま、物語は読者放りっ放しで終わる。

352 :無名草子さん:02/05/02 09:13
>>351
なるほど……。苦笑させられる作品ですね。
これ、ランディ自身がコソーリと書き込んでたら大笑いかも。

353 :351:02/05/02 10:00
以前もこのスレで「もしかしてラソディ?」と書かれました。
よーし、パパ、こうなったらもうラソディのゴーストライターで飯食っちゃうぞー!
担当の方、連絡乞う!

354 :無名草子さん:02/05/02 15:38
>>351
作品で、こういうふうに憎たらしい人物への当てこすりやりそう(笑)


355 :小好女くぴっと ◆nhxHW/92 :02/05/03 01:25
*ケイコの
 夢は
 ネットに咲く

最近、出版社の担当から、「ネット禁止令」が出された。
アタシが、某国内最大級の有名掲示板サイトに書き込んでばかりいて、抱えた連載小説や、小説、メルマガの
創作活動が、おろそかになってしまったからだ。
レスはもちろん、見ることも禁止だという。
ただでさえ、仕事が減ってしまった今、これからも作家として活動したいのならば、作品を書き続ける事だと
奴らは言う。
そんなもんだろうか?
アタシは今まで、やりたいようにヤリ、飲みたいときに飲み、カキたい時にカいて、自分の思うがママにカい
てきたのだ。
自分のやり方を、人にどうこうと、言われる筋合いはないのだ、と、心の奥底で思っているが、アタシも歳を
取ったのだろう。
我を張り続けると言う事は、色々と面倒で、労力を消費すると言う事を思い知らされた。
それでも、今までそうやって、アタシは生きてきたのだ。
何歳になろうとも、そう簡単に自分の性格を直せるとは思わないし、自ら治そうとも思わない。
自分の生き方を変えてしまったら、アタシはアタシでは無くなってしまうのではないか、とも思ったりする。
アタシはアタシでいるべきなのだ。
アタシは、IEを起動する。
お気に入りを開き、そこに、おきにいり登録されている、2ちゃんねるをクリックした。


356 :大束裔氏 ◆WuDAigbo :02/05/03 02:34
「お猿」はいかにパクリをおこなったか

パクリで直木賞候補作家になってしまったお猿の話。
それがぼくがこれから書こうと思っているお粗末で下品なお猿の話だ。
あつかましくも図々しく世の中をそれなりに渡り歩いていたお猿が、木から落ちる話なのだ。
そもそもお猿の癖に木に登れるか、登れないかの瀬戸際の分際だったのだが、口とハッタリだけは一流役者の
様に絶倫であったために、上手く世の中をわたったにすぎなかった。
何故なら世の中は、お猿が書き上げたコピペだらけの小説やエッセイの中身より、サッチー・ミッチーや叶納姉妹の様な、中身は無くとも外見上、インパクトのあるキャラクターを持った人間であれば、その程度の人間
にこの出版不況の中でさえも、本を書かせて売れば、才能はあっても、なんの視覚的特徴のない人間が書いた名作よりも遙かに売れると言う思惑があったと言う事は、言うまでもない事であろう。
そして事実売れてしまうのである。
事実かどうかを調べる方法はないが、お猿が発行しているメルマガの部数が十万部を超えているらしく、小説
を出版したとして一割の人間が、小説を買ってくれたとしても一万部である。
無名の新人の初版が七千部と言う世の中で、最低限で一万部の安定した保証があるお猿は、出版社にしてみれ
ばおいしい存在であったと言う事はぼくがあらためて語らなくても、みんな理解していることだと思う。
お猿はしょせん猿で猿回しの猿でしか無く、相方の人間に芸を仕込まれたに違いないのである。
猿回しの猿というのはそれ専門に育てた猿と言う訳ではなく、野生で暮らす猿の群の中からはぐれて仲間はず
れになっている猿を捕獲して芸を仕込むのだと言う事をテレビで観た事がある。
猿社会で暮らすことの出来なくなったはぐれ猿。
それはそれでお猿と見事にシンクロしている様に思えて苦笑いが出てしまうが、猿であることが悪い、もしく
は猿が悪いと言っているわけではないのだ。
肝心なのは人は人として猿は猿として身の程を知って生きるべきだと言う事であり、人間様の書いたモノを、
お猿が自らが執筆したように発表し、それが評価されてしまうのはどういうことなのかと言う事なのだ。
すでにパクリを認めて訳の解らない「自称」謝罪文を出版社のサイトに掲載したりしているが(あれを謝罪
文と理解する人は幸せな人々だろう)、報道されていないものも多く、ましてや報道していない新聞屋があっ
たりするが、その新聞屋とお猿の間にどんな関係があるのかはぼくにはわからないが、取りあえず、その事をここに書いておく。

357 :無名草子さん:02/05/03 09:43
ミュージック予想(>>347続き)
「この曲を僕の祖父の妹、スミさんに捧げる」。完成した楽譜に、坂本は書き込んだ。
「そして、肉体的にも精神的にも苦境にあった僕を、助けてくれた友人たちに感謝する」。
匿名掲示板の適切なスレを紹介したり、彼をかくまったりしてくれた者たち。けい子が
彼に送り続けた“メルマガ”は、彼らの間でも評判になった。それでもメールはまだましで、
彼が真の恐怖を味わったのは、彼女と直接会っている時だった。そこにいるのは人ではなく、
何もかも吸いつくす極小ブラックホールであるかのような感覚。それまで経験したことが
ないほどの疲労感が何日も残った。けい子に言わせると、こういうことらしい。
  「それはね、私は空虚だから。水が高い所から低い所に流れるように、あらゆるものが
  私に注ぎ込まれていく。だから、私は、何にでもなれる、何にでも変われるのよ」

「あいつに関連することは全部忘れろ」と彼に言う者もいた。彼もほぼ同意見だったが、
鎮魂歌だけは絶対に書き上げると心に決めていた。彼を助けてくれた祖父の妹の話は、
昔からよく聞かされていたし、ここで逃げたら、二度と作曲なんかできなくなるような
気がしたからだ。
  苦しかった。ろくな着想が浮かばず苦しんでいる最中には、「あんたには何も新しい
  ものなんか作れやしない」と呪いの声が聞こえてきた。でも、今この曲がここにある。
  これもあいつのおかげ? さあ、どうだろう。心や体を痛めつけさえすれば、何かを
  生み出すことができると思うのも、安易な考えでしかないような気がする。
――「アイデアは神様の贈り物。あなた一人のものじゃないから、共有しなさい」
  天にいる誰かさんが僕をそんな気に入ってくれているかどうかはわからないけれど、
  メロディーが浮かんだあの歓喜と平安の瞬間を神様の贈り物と呼ぶならそれもいいし、
  そうじゃなくてもいい。うん、僕はこれを多くの人に聞いてもらいたい。曲を作る
  過程で、ぼく自身は救われた。それで用済みにして引き出しに仕舞い込まないのは、
  かつて僕がさまざまな音楽に感動したのと同じように、他の誰かも僕の作った曲を
  気に入ってくれればうれしいからだ。そう考える音楽家の長い列に、以前は無意識に、
  そして今後は意識して僕は加わることにする。列が長いのはいいことだ。僕の曲を
  好きになれない人も、別の音楽家の曲を好きになれさえすれば、音楽そのものには
  失望しないですむ。何十日も悪魔につきまとわれたのは少し似ていても、僕とイエス
  とは違う。彼は一人で全人類をカバーしなければならなかった。僕は一人ではない。


358 :無名草子さん:02/05/03 09:44
ミュージック予想(>>357 続き)
――「どうせ先に誰かが作ったのと同じような曲じゃないの?」
  もし不幸な偶然で先行の何かに似てしまったとしても、それと意図的な剽窃とは、
  良心に恥じることがあるかないかだけでも違う。最初の思いつきや閃きを、展開し、
  構成し、磨き上げる手間を惜しんで、完成品からそのまま盗んできたような作品と、
  順列組み合わせの限界や、人は同じようなことを思いつくからといった理由で似て
  しまった作品とは、丁寧に比べてみれば、違いはわかるはずだ。
  もちろん、そう簡単に割り切れる問題ではないとも言える。記憶のいたずらという
  やつで、昔見聞きしたことを、自分が思いついたことのように勘違いする危険は
  誰にでもある。
  だが、一度ならずそれを繰り返す者は、作品を世に問う「列」に加わるのが、
  そもそも間違っているとは言えないか? すでに誰かのやったことの焼き直ししか
  発表できないのならば、彼もしくは彼女は場所塞ぎで邪魔なだけだ。技術的に未熟で
  鑑賞に耐えない者しか生み出せないやつと同じか、もっと悪い。ずうずうしく列に
  割り込まれて困惑するオリジナルの作者の心境を考えると、盗人とわかった時点で、
  すぐに叩き出すのが正解だろう。

  今は曲を完成させたばかりで強気でいられるけれど、僕もいつか、自分の内奥から
  出てきたと信じていたものが、他の人が作った音の記憶と知ってがく然とするかも
  しれない。体力、気力の衰えで、もう作品を世に出す「列」に加わるだけの水準を
  維持できなくなったことを思い知らされる日がくるかもしれない。
  しかし、そのような問題は、恥知らずな継ぎはぎパクりを勧める下級悪魔ではなく、
  もっと上級の悪魔と議論するべき事柄だ。

  ――だから、もう君は消えていいんだ。

幻のけい子は消え、二度と彼の前に現れることはなかった。
物理的肉体的存在の方は、そう簡単に消えてくれないことも、彼はよく知っていた。


359 :無名草子さん:02/05/03 09:45
ミュージック予想 (>>358 続き) エピローグは手紙 (w
お元気ですか? そして今でも、素敵な曲を書き続けていらっしゃいますか?
久しぶりに訪ねたら、あなたの家が施設資料館になっていて驚きました。
平和への祈りとか原爆の資料とか、すっかりバカサヨになってしまったんですね。
なあんて言うと、あなたはまたムキになって怒るかなあ? ぎゃははは。
嘘うそ。この資料館の人の気を悪くさせると、この手紙届けてもらえないもんね。

いろいろありましたが、私は元気です。あなたのことも怒っていません。
怒りとか恨みとか、負の感情を持ち続けることは好きじゃないんだ。
それに、あなただけが悪かったわけじゃあない。
私はあなたを外の世界に導く誘惑者たろうとしたけど、あんましうまくいかなかった。
あなたはあまりに臆病だったし、愛し過ぎてしまうのが、私の悪い癖だから。

あなたの曲を聞いて、とっても感動しました。とでも綺麗で、微細な、素敵な曲。
不思議だね、言葉では心を通じ合わせることがうまくできなかった私たちなのに、
音楽を通じてなら、心震わす魂の共鳴が、こんなに簡単にできてしまうんだ。
あのね、私は今ね、あなたの曲を祈念式典で流してもらおうと、あれこれ手を売ってる
ところなんだ。市長さんや議員さんにコネを作ろうと、いろいろ頑張っているんだよ。
もちろん、これは私が勝手にやっていることだから、お礼なんて全然いらない。
でも、いつか、お偉いさんと私とあなた、ゆっくりお酒でも飲めたらいいな。
この間会ったおじいちゃんなんて、80過ぎているせいで、とても人としてまっさらで、
私はすごく大切にしていただいているような気分になれた。

ゆうべは、駅の地べたに座りながら、一人で缶ビールを飲んでいました。
こうやって野良猫みたいにまんじりとするのが、私の本質なんだよなあ。
だから、私は一人でも大丈夫。あなたは心配しなくていいんだよ。
あなたと出会った夜と同じ、信じられないくらい綺麗な月と星。
知ってた? 闇が濃いほど、はかなき小さき夜の光は、いっそう美しく輝くものだって。

では、ひとまず、さようなら。いつの日かそう遠くない未来、またお会いしましょう。

         BGM ビートルズ「Hello,Goodbye」、あべ静江「水色の手紙」

360 :無名草子さん:02/05/03 10:32
*地域の
 文化人である
 責任

モモが図書館に行きたいというので連れていた。
以前、頭の悪い艦長に不愉快な思いをさせられたので行きたくなかったのだが。
お話会というのうが聞きたかったらしい。
小さな集会室に子供を集めて、真ん中におばさんが座って絵本を読むだけ。
「くまの子ウーフ」なんて、自分で独りで呼んだほうがどれほど面白いか
決まっている。
そんなことより、子供達の魂のためにすべきことが沢山ある。
あたしは、立ち上がって大声で言った。
「お話会はこれで終わり。これから、有名な作家の田口ランディが皆に
お話をします」
その場は感激で静まり返った。
「あの、お話会の間は静かに聞いて頂きたいのですが」
饂飩な女だ。だから、図書館の職員なんかにしかなれないのだ。
あたしはそいつを無視して、遠慮して部屋の隅にかたまっている子供達に
もっとそばに来るように呼びかけた。
集会室の入り口や窓の外は、高名な作家を見ようとする人でいっぱいになった。
人を掻き分けて男の職員が二人入ってきた。
「あなた、どういうつもりですか・・・あ、あんた、田口ランディ?
NHKでも報道されたのに、よくもまあ・・・」
礼にはおよばはない。あたしはニッコリ微笑んだ。
「あんた、内の図書館では講演しないんだろ?早く出て行きなさい」
あの時のことを反省しているらしい。もう気にしないでいいんだよ。
「今、警察呼んだから」
うわあ。警察にもあたしの話を聞かせてあげるつもりなのか。
あたしの脳裏を「一日署長」のたすきをかけた自分がよぎった。
きづくと、部屋の隅でモモが職員と話していた。
目を真っ赤にして、よく聞こえないが
「よくいってきかせますから・・・」とか言ってるらしい。
母親がこれだけ騒がれているのが晴れがましいようだ。
ああ、遠くからサイレンの音がちかずいてきた。
地元の文化をになうのは大変だけど、この街には私が必要なんだ。
よくわかんないけど、そう思う。

361 :無名草子さん:02/05/03 15:59
>>360
おかしい。ラストい一行、猿はいつもこうなんだよね(笑)。

362 :無名草子さん:02/05/03 16:25
お手本♪
http://www.chikumashobo.co.jp/web/taguchi/t020428.html
> 夜中にふと目を覚ましたら、窓から満月が見えた。
> あ、そうか今夜は満月なのか。
> ニュピは新月だったから、あれから月は確実に移動したのだな、と感心した。
> 季節も夏に向かっている。天体は確実に運行を重ねている。
> バリのニュピ明けの夕方、空に細い細い三日月を見つけたとき、生まれて初めて、
>ああ、本当に世界は動いている。世界はある法則性にのっとって動いている……と
>感じた。その感じは今も続いている。

> 満月になったんだ。あのとき空には月がなかったのに、今は満月が見える。

> 京都に花見に行ったとき、四条大橋から見た満月も印象的だった。ものすごく
>大きな満月が、丸山公園の山の上にどんと顔を出して、花札みたいだった。

> 感情と月にはやはり相関関係があるんだろうか。
> ゆうべはなぜか少しイライラして、めずらしくモモを怒鳴ってしまった。
> 早めに眠りについてからも、あまり楽しいことが浮かばない。
> ふだんは浮上してこないマイナスの感情に支配されてしまう。

コツ
・「ニュピ」「ニュピ明け」など、読者に説明不足じゃないか?などとは気にしない。
 この日記は、前の方の日記はもちろん、メルマガなどを読み込んでいる人にだけ
 わかればいいのだ。
・「あのとき空には月がなかったのに」の「あのとき」とは、「空に細い細い三日月を
 見つけたとき」は、また別の「あのとき」なの?という突っ込みは恐れない。
 表面的な文章にはとらわれない人にだけわかってもらえればいいのだ。
・「天体は確実に運行」「世界はある法則性にのっとって」と星占いテイストの記述を
 入れたあとに、「山の上にどんと顔を出して、花札みたい」とがらっと雰囲気を変え、
 さらにその後「感情と月にはやはり相関関係」とトンデモ系にシフトさせるかと
 期待させておいて、しかし感情と月の相関については述べずに、断固自分語りを貫く。
・「めずらしくモモを怒鳴って」「ふだんは浮上してこないマイナスの感情」など、
 「めずらしい?」「マイナスの感情が浮上していないランディのふだん?」のように、
 読者が突っ込む余地を何気なく残しておく。

363 :無名草子さん:02/05/03 16:45
お手本その2♪
http://www.chikumashobo.co.jp/web/taguchi/t020428.html
> バリで泊めてもらった海沿いの別荘は、一晩中、激しい波の音が繰り返す。
>湯河原のようなザザザ……という音ではなくて、どっかんどっかんという怖く
>なるような音が続く。
>「あの波の音を聞いているだけで、たまらなくなることがある」
> と、私たちをアテンドしてくれた女性が言っていた。
>「ふとした間」にすべり込んでくるのが、あの恐ろしいほどの波の音だったら、
>私も満月の夜あたりには、気持が変になってしまうかもしれない。
> 案外と人生というのも「ふとした間」に何が入り込んで来るかで、大きく
>変わってしまったりするのかもしれない。

ランディの昔のエッセイには、林真寿美やサッチーを分析しようとして
秀逸な自己分析になってしまっていたものがあったけど、今回はついに、
波のどっかんどっかんという音について語ったら、それもまた秀逸な
自己分析になっている、と。
あとは、月とか狂気とかという題材であっても、文学的および詩的な表現を
可能な限り排除して書かないと、うまく似せられないということかな。

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