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優生思想に賛成?反対?

1 :名無しゲノムのクローンさん:01/11/09 07:37
大荒れ必至の優生思想スレッドです。
有意義な議論を交わすため以下の約束事を厳守の上
発言下さい。

・賛成、反対には明確な理論的根拠を添える
・発言には常に「人権」を意識すること
・発言に対する個人的な誹謗中傷は厳禁

2 :青鷺:01/11/12 00:29
賛成
全ての生命は多産多死であり、運・体力・知性全てに並外れた個体のみが
次世代の父母となる特権を入手する。
逆に言えば、ひたすら少産少子を追求する現代人の生殖スタイルは
世代交代毎の、遺伝的劣化を招く危険性が極めて高い。
故に、賛成
(ちなみに、私は息子に出生前診断を受けさせた)

3 :名無しゲノムのクローンさん:01/11/12 00:47
            _       ___ ∧∧       _        人人人人人人人人人人
        /⌒\ \     〔〔 |Ξ (,,゜Д゜)つ /⌒^\\    <               >
        //⌒\ |◎|   _/ ||Ξ/ つ¶¶  / /⌒\|◎|   <   はくそリーナへ
      /     )|日|\/__\|/ ̄ ̄ ̄ ̄\  _____.|日|\_  <              >
     /  ●   ___  \|/       ●  ●/\  ̄\__〉  ∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨
   /      Y     Y )ヽ Y  Y       \..\ _/^~           /^|/^|__
   | ▼       |     | /. )).|   |       ▼ |/\\              /^/.^/_⊃
   |_人__ノ⌒|     |/ノノノ\__人   、_人_|    \\______ __/^/^/^/⊃
          / ̄ \__|  ||  ̄/目>、 ___ノ\.   /| ̄    |  ̄  ̄ ||γ〜〜〜 |
         /   /  ./|___||_/ ̄/{三|三|三}|    \/|||‐‐‐‐‐‐\  ⊂二⌒) γ  /
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               / \/ ̄ ̄〉         /\  /  /
             /\   |__/|         /  | /  /
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       /_/_/ ̄\_|/          \  \_\
       ^ / ̄   | __ \            \. |   |
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4 :名無しゲノムのクローンさん:01/11/12 00:59
ずいぶん昔にこの話題を議論したスレあったはずだけれど
(刑法39条まで飛び火してた)、消えた?

5 :名無しゲノムのクローンさん:01/11/12 02:09
>>4

これのこと?
http://cheese.2ch.net/life/kako/947/947521805.html
優生学ってホントにダメな学問ですか

名スレでしたね。

6 :青鷺:01/11/12 23:26
懐かしいなあ。

7 :名無しゲノムのクローンさん:01/11/13 00:38
優生学ってホントにダメな学問ですか
1 名前: マキャベリ 投稿日: 2000/01/11(火) 01:30
            :
            :
704 名前: 名無しゲノムのクローンさん 投稿日: 2001/08/03(金) 21:07

息の長〜いスレでした

8 :青鷺:01/11/13 00:57
>>7
もしかして、内心では優生学を信じてる人が多いのでは?

9 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/01 03:30
優生学ってホントにダメな学問

10 :  :01/12/01 06:39
ナチがやってた優生学のイメージが今だ根強く残ってると思うけど、
多かれ少なかれ、みんな優生学的志向を持っているんじゃない?
だれも望んでダウン症の子供を産みたいと思っているわけじゃないし、
出来れば優秀な子供に恵まれたい、と言う感情は自然なものだと思う。

「障害者差別だ!」みたいな意見もあるけど、親戚の子(と言ってもも
う20超えたか…)を見てると、果たしてすべての命を肯定するだけが
本当の幸せかどうかを考えずにはいられないよ。
その子は生まれてからずっと脳障害で言葉を発することも出来ず寝たきり。
他者を認識できているかどうかも不明…。

と言うわけで、個人的には出生前診断技術の発展には期待しています。

11 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/01 09:31
ガタカって言う映画の世界が、現実におこっているのでは・・・・。

12 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/01 09:43
ガタカのホームページ
http://www.gattaca.com/
http://www.spe.sony.com/Pictures/SonyMovies/movies/Gattaca/home.html

13 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/01 14:40
自然淘汰と性淘汰。進化のドライビングフォースとして性淘汰は
しばしば無視されているが、異常に派手な鳥がいたり、生活に必要
のない角をもっている動物がいたり、けっこう無視できん。ヒトでも
男がおもにタバコを吸うのもハンディキャップ説(性淘汰がらみ)で
説明つける学者もいる。

で、例えばヒトは結婚相手として、
学歴の高い男がいいとか、背の高い男がいいとか、ハゲはいやとか、
胸の大きい女がいいとかか、肥満はいやとか、、、
あと、こんな性格の人がいいとか、あるわけで。

そういう好みは100人100様ではなく、共通する傾向がある。
つまり、次世代へ子孫の残せる能力(適応度という)が、
社会的意思(好み)によって選択的に決定されている現象は
何も珍しくない。

14 :青鷺:01/12/03 00:51
>>10
同意
と言うか、出生前診断はイギリス等で昔からあったんだけど。
マスコミがタブー視して報道しなかったからなあ。

15 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/03 01:09
優生学を信じずして馬券が買えるか!!

16 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/03 01:33
全然荒れないね(笑)

17 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/03 01:38
障害児を育てるには社会的なコストが非常にかかる。
すべてを受け入れようとすると,施設や人員を公共の場に
用意しなけてばならない。家族の負担も大きい。
出生前診断を医療に位置づけるのは,医学者の使命だと思う。

18 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/03 10:35
と言いますか
世の中は現代すでに優生主義です。

なぜなら、例えば多くの芸能人は芸能人や美形同士、結婚して美形の子供が生まれますし。
お医者は学業優秀な異性と結婚して子供もお医者になる事が多いですし、
学歴の高い者は学歴の高い者と結婚したがりますし、
今の世の中はほぼ、優生主義なわけです。
正確には優生主義的傾向になりやすいですけどね。

優生主義反対の人が主張しているのはそんな事ではなく、
国などの方針によって無理矢理、結婚・出産を強いられる政策であって、
別に自然な形で優生主義的傾向になる事ではないのですよ。

19 :18:01/12/03 10:38
そうそう、賛成か反対かというと
強制的に行われる優生主義は反対という事になります。

20 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/03 19:18
現在の基準で優性主義に走ってしまっていいものでしょうか?
仮に中世に優性主義が行われたとして領民は従順で神を絶対的に信じている
いろいろ異論も有ると思いますが中世ではそれが正義であり真実だったのです
現代の主観で選別することは危険すぎませんか?
ひょっとしたら22世紀は超能力が主流で当たり前の時代になっているかもしれないのです
なによりも種の多様性を狭めることになりませんか?

21 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/03 19:35
やはり、問題はほとんどの人は潜在的に優性主義者であることですね。
これは、ちょっと間違えれば、組織的選別につながってしまうこと。
そして、それが暴走しだしたら、それを止めるすべがないこと。
やはり、優性主義は、タブーにしておいた方が良い気もする。

22 :青鷺:01/12/04 00:57
>>20
まあ、全ての人物が優生思想に染まる訳でもないですし。
神と神の本を崇める個体が最適者として、長年淘汰を行なうと、どう言う結果を
招くかですね。
ここから先は言うべきではないですかな?

23 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/04 01:20
多様性を減らして意味あんの?
フリークスもちゃんと動物園で飼っとけョ

24 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/04 01:32
発現しちゃった奴飼ってもしょうがない気がする。
潜在的に持ってることに意味があるんであって。
だから遺伝子治療とかいって発現してない奴一掃されてしまうと困るよーな気が…。

25 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/04 01:44
問題点がよくわからん

26 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/04 08:09
発現すると、ほっといたら死んじゃったり、異常を発生させる
遺伝子は多様性の範疇には入らないだろう。

27 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/04 10:14
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1127-4.html

平成13年11月27日
「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針ホームページ」について

 ヒトゲノム・遺伝子解析研究については、平成13年3月29日付で「ヒトゲノム・遺伝子
解析研究に関する倫理指針」を文部科学省、厚生労働省及び経済産業省の三省が共同で告示し
たところですが、指針が円滑に運用されるよう指針運用上の疑義照会に対する主な回答の情報
を研究者等に提供し、また、倫理審査委員会の設置及び運営の状況についても国民に対する情
報提供の一環として公開するものとしておりました。
 今般、それらの情報を適切に提供するために、文部科学省、厚生労働省及び経済産業省が共
同で「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針ホームページ」を本日開設いたしました
のでお知らせいたします。

○ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針ホームページのURL
 http://www2.ncc.go.jp/elsi/

照会先
厚生労働省大臣官房厚生科学課
(代表)03−5253−1111
(直通)03−3595−2171
担当・内線 中垣(3803)原口(3804)

28 :名無しゲノムのクローンさん:01/12/10 02:40
http://genetopia.md.shinshu-u.ac.jp/basic/basic1.htm
1.遺伝(inheritance)と遺伝疾患(genetic disorders)

近年の遺伝子に関する研究にはめざましいものがあり,さまざまな知識が蓄積
され,また新しい技術が開発されてきている.医療の場においても,多くの疾患
の病因が遺伝子レベルで解明されてきており,これらの成果は徐々に臨床の場面
で用いられるようになってきている.すでに遺伝子診断および遺伝子治療という
新しい医療も実施されつつある.

一方「遺伝」に関しては,一見華やかな未来を感じさせる「遺伝子,DNA,染色
体」という言葉とは異なる,陰湿な,話題にしにくい暗さがつきまとっており,
正しく理解されていないための悲劇が繰り返されている.遺伝現象,遺伝疾患を
理解するための遺伝の基礎知識について概説する.

1.「遺伝」にまつわる誤解

病気の原因には大きくわけて環境要因と遺伝要因とがある.近年の遺伝医学の
進歩は多くの疾患において遺伝要因が関与していることを明らかにしている.た
とえば感染症は一般にはウィルスや細菌などが原因すなわち環境要因によるもの
と考えられがちであるが,同じウィルスに罹患しても重症化し死に至るものか
ら,全く症状のでない不顕性感染で終わるものまである.これはそれぞれの免疫
力という体質すなわち遺伝要因が関与しているのである.現在多くの日本人が加
齢とともに発症している虚血性心疾患,本態性高血圧,糖尿病,骨粗鬆症,神経
変性疾患,老年期痴呆などは成人病あるいは生活習慣病と呼ばれているが,それ
までの生活習慣だけではなく,遺伝要因も深く関与することが明らかにされてお
り,多因子遺伝疾患に位置づけられている.

従来は遺伝疾患は稀なもの,特別なもの,健康な人たちには関係ないものとい
う印象が根強かったのだが,実際には死ぬまでには,すくなくとも60%の人は遺
伝性の病気にかかるのである.すなわち遺伝性疾患とは決して特殊なものではな
く,すべての人々が罹患しうる病気であり,みんなの問題として取り扱わなけれ
ばならないのだが,そうした認識は一般に乏しいのが現状である.

遺伝については,さまざまな誤解があり,問題をさらに深刻にしている.たと
えば「遺伝病とは遺伝する病気」という誤解など,その最たるものである.親の
形質(形や性質)が子どもに伝わることを遺伝というのだが,遺伝病は遺伝とい
う現象を担っているものすなわち遺伝子や染色体の異常によって起こる病気を言
うのであり,伝わるとか伝わらないという概念ではないのである.

もちろん,親に異常があって子どもに伝わる場合もあるが,親が正常でも突然
変異によって起こる遺伝病もある.先天異常についていえば,病気の赤ちゃんの
多くは,まったく正常な両親から生まれており,決して特別な人がかかわるわけ
ではない.遺伝病の中にはある程度の年齢に達してから発症するものもあるので
「自分自身が遺伝病に罹患しているかもしれないし,遺伝病の子が生まれるかも
しれない」というのが正しい理解の仕方なのである.

29 :青鷺:02/02/12 00:00
>>28
だからこそ、着床前診断があるのでは

30 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/06 00:47
ttp://homepage1.nifty.com/hankai/backnum10/mag579.htm

>妊娠中の母親が最も願い、出産後真っ先に聞く質問は、『赤ちゃんに障害がないか』ということだそうです。
>事実、ほとんどの親は妊娠を知った後、『男の子が良い』あるいは『女の子が欲しい』と一度は願うものの、
>最終的には『五体満足で元気な子が欲しい』と願うのが普通の考え方だと思います。

>しかし、多くの障害者たちはこの思想こそが“内なる優生思想”であるとして
>批判しているのです。内なる優生思想とは、これまでの優生政策(=外なる優生思想)
>に対する個人個人に植え込まれた、潜在している、新しい優生思想ということです。

私は生物学素人ですが、これはあたっていると思うし、生物として自然な考えでもあると思えますね。

31 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/06 01:29
ニュース速報板にDQN夫婦による児童虐待のスレが立つと、
「子供を持つ資格がない親には子供を作らせるな」という意見が
たいてい現れるのですが、こういった意見についてどう反応すべきでしょう、
と、ここでたずねてもいいものですか?



32 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/07 00:35
君には質問する自由があるが、答えを得られる確証はない。

33 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/07 00:59
ああいうDQNは、よく見ると連れ子を殺すケースがほとんどだ。
ようはサルにも見られる傾向だな。

34 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/07 01:12
遺伝子レベルでみたら、理に叶った行為と思われますが。

35 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/07 04:16
人の場合1000人以下の人口だと、致死(?)遺伝子が蓄積してしまい、
メルトダウンが起きてしまうと聞いたことがある。マジ?

36 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/07 05:08
オセアニアには人口数百人の島がいっぱいあるが?


37 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/07 23:43
>33
しかしDQNほど子供を多く作るように思われる。
DQNの子はDQNだとすれば、DQNが支配的になる日も近い。

38 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/08 00:28
日本では主張の是非に拘わらず押しの強い奴が勝つ

DQNは押しが強いので社会的・経済的勝者となる可能性が高い
まともな人間は敗者となり家族を養えないので子孫を残せない

DQNの子孫ますます増殖

日本はDQNの支配下に(既になってる?)

39 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/08 03:18
だからこれだけ経済が発展し・・・崩壊しつつある。

40 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/08 21:08
http://www.asahi.com/science/news/K2002030400089.html
遺伝子組み換え起こす遺伝子、広く作用 京大グループ解明

 京都大学医学部の本庶佑(ほんじょたすく)教授らのグループは、免疫反応で
特殊な遺伝子組み換えを起こす「AID」と呼ばれる遺伝子が、免疫関係以外の
細胞にも広く作用することを突き止めた。細胞で遺伝子組み換えに異常が起こる
と白血病などがんが発生することもあり、そのメカニズム解明に役立ちそうだ。
近く英科学誌「ネイチャー」に発表する。

 ウイルスや細菌など外敵を攻撃する抗体を作るBリンパ球という細胞では、抗
体を外敵に合わせるため、普通の細胞では起こらない特殊な遺伝子組み換えを起
こしている。本庶教授らは一昨年、「AID遺伝子」を発見、これがBリンパ球
の特殊な遺伝子組み換えに不可欠であることを確認した。

 今回、免疫細胞以外の細胞としてネズミの皮膚の細胞にAID遺伝子を入れた
ところ、免疫細胞だけにしか起こらないとされてきた遺伝子組み換えが起こっ
た。このことから、AID遺伝子は、免疫細胞以外のいろいろな細胞にも遺伝子
組み換えを起こさせる可能性があることが分かった。

 細胞で異常な遺伝子組み換えが起こると、染色体異常も起こり、がんになる可
能性がある。実際、白血病やリンパ腫、肝臓などの臓器にできるがんでは、細胞
に染色体異常が起きている場合があり、この原因として、AID遺伝子が異常な
遺伝子組み換えを起こした可能性も考えられる。このため、がんとAID遺伝子
の関係をさらに詳しく調べれば、広くがんの診断や治療に役立つ可能性があると
いう。
(03/04 08:34)


41 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/09 09:11
>31 のDQNとは低学歴のこと→多産
>38 のDQNとは利己的のこと→勝者
これらの人にすみやすい世界になっていくわけね。







42 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/09 12:15
水島広子の国会報告メール No.85 ------------------------ 2002.2.25発行
日本の文部科学省(文部省)は、一貫して、障害児と健常児の分離教育が望ましい
という立場をとっている。
1981年8月には、
1.障害の重い子どもに対しては、小・中学校では適切な教育ができない。
2.一般の子どもたちの教育に支障が生ずる恐れがある。
3.多額の財政負担を強いられる(学校施設の改善、職員配置、養護学校との二重投資、など)。
4.現行の特殊教育制度、ひいては学校教育制度全体の根幹に触れる大きな問題となる。
という柱からなる「障害の重い子どもを小・中学校で教育することの問題点」が文部省から出されている。
一方、世界的には統合教育が流れだ。小さい頃から当たり前のように障害を持つ友人
とともに生きることが、偏見を廃し、自然に共生する基盤を作る。統合教育は、障害
を持つ子どもの権利であると同時に、障害を持たない子どもにとっても教育上大きな
プラスがあると言われている。
1994年に開催された「特別なニーズ教育に関する世界会議」において採択された
サラマンカ宣言は、「万人のための教育」の理念をめざし、すべての子どもの教育を
受ける権利を保障するとともに、インクルーシブ(排除しない)教育の原則を提言し
ている。
例えば、「特別な教育的ニーズをもつ子どもたちは、そのニーズに合った教育を通常
の学校で受けるべきであり、このインクルーシブ志向をもつ通常の学校こそ、万人の
ための教育を達成する最も効果的な手段である」と述べられている。
今日の会議の中では、障害児の問題にとどまらず、『進む「能力」による指導』とし
て、教育改革国民会議最終報告と学習指導要領の例が挙げられた。
障害児を分離して教育するという発想は、障害の有無に関わらず子どもたちを能力に
よって分離して教育するという発想に極めて近い。そして、最近の日本はどうもそち
らの方向に進んでいるのではないかというのだ。
参考までに、斉藤貴男著 「機会不平等」(文芸春秋刊)から、以下のコメントを抜
粋しておきたい。こういう人たちが日本の教育の根本を決める第一線にいるのが現状だ。
「人間の遺伝情報が解析され、もって生まれた能力がわかる時代になってきました。
これからの教育では、そのことを認めるかどうかが大切になってくる。僕はアクセプト
(許容)せざるを得ないと思う。自分でどうにもならないものは、そこに神の存在を考
えるしかない。その上で、人間のできることをやっていく必要があるんです。
ある種の能力の備わっていないものが、いくらやってもねえ。いずれは就学時に遺伝子
検査を行い、それぞれの子どもの遺伝情報に見合った教育をしていく形になっていきま
すよ」(江崎玲於奈・教育改革国民会議座長。ノーベル物理学賞受賞者)
「学力低下は予測しうる不安と言うか、覚悟しながら教課審をやっとりました。いや、
逆に平均学力が下がらないようでは、これからの日本はどうにもならんということです。
つまり、できん者はできんままで結構。戦後五十年、落ちこぼれの底辺を上げることに
ばかり注いできた労力を、できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人で
いい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめ
て実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです。
(中略)
今まで、中以上の生徒を放置しすぎた。中以下なら”どうせ俺なんか”で済むところが、
なまじ中以上は考える分だけキレてしまう。昨今の十七歳問題は、そういうことも原因
なんです。
平均学力が高いのは、遅れてる国が近代国家に追いつけ追い越せと国民の尻を叩いた結果
ですよ。国際比較をすれば、アメリカやヨーロッパの点数は低いけれど、すごいリーダー
も出てくる。日本もそういう先進国型になっていかなければいけません。それが”ゆとり
教育”の本当の目的。エリート教育とは言いにくい時代だから、回りくどく言っただけの
話だ」(三浦朱門・前教育課程審議会会長。”ゆとり教育”を深化させる学習指導要
領の下敷きになる答申をまとめた最高責任者。この人の妻・曾野綾子氏は
教育改革国民会議のメンバー)


43 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/09 20:45
>42
本当にこのような発言があったのかは議論になったりしてるようですが、
少なくとも次の第14回教育改革国民会議・議事概要(最後の部分)は、
「におい」が感じられます(ね?)

http://www.kantei.go.jp/jp/kyouiku/dai14/14gaiyou.html

44 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/10 19:29
>>43 読みました。 確かに「におい」、感じますね。

それと優生思想の限界として、生まれてくる子への
環境汚染の影響についてが、不問に付されてしまう
可能性があるということ。

http://www2.osk.3web.ne.jp/~mine2/kankyo.html

ダイオキシンの汚染によって、染色体異常の子が生まれてくることがある。
障害児を中絶したり、遺伝子検査を行うといった、優生思想では、解決できない
問題があるということ。

環境要因により誘発されている生物の生殖領域 ex.精子減少
こういった影響について、優生思想は、まったく無力です。

今後の、優生思想側に与えられた課題だと思います。


45 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/10 21:35
「ガタカ」みたことないけど...

>「ガタカ」の描く未来社会は表面的にはクールでスタイリッシュな反面、遺
>伝子によって支配された、ある種残酷な全体主義的社会でもあります。
>遺伝子技術の進歩により、病気や疾病の原因となる「劣性」の遺伝子を受精
>卵の人工的操作で排除することにより、「優性」な遺伝子のみをもつ「適正
>者」(優性遺伝子保持者)として出産できるところまで時代はきました。
>
>しかし、一方、遺伝子操作を行なうことなく「自然に」生まれた子供の場合、
>遺伝子解析により、その子の推定寿命や将来発病する可能性のある病名まで
>もが判明してしまうため、そうした自然出産の子供は、ある種の病気を持っ
>た「不適正者」(劣性遺伝子保持者)として、自分のつきたい仕事さえつけ
>ない疎外された環境で生きる遺伝子差別の犠牲者となってしまいます。
>これまでは、「人種」「国籍」「学歴」などが社会における差別の主な要因
>であったわけですが、これが将来「遺伝子」にとってかわるわけです。アメ
>リカでは、すでに社員の遺伝子検査を行なう企業もでてきているらしく、
>まさに現実の話でもあるわけです。

国家が行う人種に対する優生政策ではなく、
合理主義と遺伝子技術による優生思想は抵抗なく広がってしまうでしょう。
この優生思想は、社会における無駄を省いて最適化してくれるでしょう。


46 :45:02/03/10 21:41
>45
ちなみにこの映画紹介者は誤解しているかもしれないけど、優性と劣性の意味は
>...ヘテロ接合体において一方の遺伝子のみが他方の遺伝子の発現を抑えて現れる。
>このようには発現する遺伝子を優性遺伝子といい、逆に発現しない遺伝子を
>劣性遺伝子という。ヘテロ接合体でどちらの遺伝子も発現することを共優性という。

47 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/10 23:42
>>45
進化論をはじめる前に
http://www.bi.a.u-tokyo.ac.jp/%7Ejun/RESEARCH/evolution.html
さて今度はダーウィンにの「進化論」についてです。「ダーウィンの進化論」というと皆さ
んは、まっさきに「適者生存」「弱肉強食」という言葉を思い浮かべることと思います。
「自然が選択する、つまり強いもの、環境に適応したものが生き残る」この言葉もまた本当
のことなのでしょうか? ダーウィンの進化論について考えてみましょう。
実は、ダーウィンそのものは最初、ラマルクの説の可能性を示唆しながらも「環境により進
化が促進される」と考えていました。つまり、「用不用説」を完全否定していたわけではあ
りません。系統的にはマルサスの後継者ともとれるものでした。では、なぜ「自然選択」の
みが強調されてきたのでしょうか?そして、この考えは、社会に何をもたらしたのでしょう
か?
この「適者生存」というものが大きく取り上げられるようになったのは19世紀の終わりこ
ろ、国家間の闘争や、人種間の闘争が原因です。つまり戦争などの国家間・民族間の争いご
とです。ヘッケルなどの主張する「人間社会には競争が必要で、それによってより強力な国
家ができる」ということにまで発展し、個人の競争と言う概念がまったくなくなり「個人は
国家に奉仕するもの」というダーウィンの進化論とはかけ離れたものまででてきました。こ
のなれのはてが、いわゆる「優生学(論)」というものです。第2次世界大戦中のナチスド
イツのそれは有名ですよね。このようにダーウィニズムは、「競争」「適者生存」「弱肉強
食」などといった言葉をキーワードに社会に浸透していったのです。しかし、これらのこと
は内在的に良くなるほうへと向かう力を持つことから実はラマルクの考えであるというのが
本当のところなのですが。
現在の社会においてダーウィンの進化論は、絶対と考えられているところが大きいです。
「お受験」などという言葉があるように、小さいころから「競争」意識を植え付けられてい
ます。他人に勝つことだけが本当に重要なのでしょうか?
話が明後日の方向をむいてしまいましたね。もどします。このように人間の内に存在する
「競争」意識を足がかりにダーウィンの進化論、ダーウィニズムは急速に広まりました。中
学の理科教育でも「進化とは「適者生存」なのだ」と教えています。
遺伝子情報から、推定寿命を推測するというのは、無理だそうです。
それから、『弱肉強食』、『適者生存』といった用語は、いわゆる
社会的ダーウィニズムといわれるものです。



48 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/13 22:56
哲学クロニクル 第263号 (2002年3月13日)
アメリカの生命倫理評議会
ドイツでは生命倫理に関する倫理評議会が設立されて、研究用の胚細胞の輸入な
ど、機微な問題が発生すると協議して見解を表明するシステムが構築されていま
すが、この一月一六日にアメリカでも、ブッシュ大統領が17名の著名な科学者、
医者、倫理学者、社会学者、弁護士などを集めて生命倫理評議会(Council on
Bioethics)を設立しました。
議長はシカゴ大学の有名な生命倫理学者のレオン・カース氏。この評議会は大統
領と国民に、新しい開発状況を知らせ、重要な問題を議論し、評価することを主
要な役割としています。とくに胎児と胚細胞の研究、生殖援助技術、クローニン
グ、人間の遺伝子神経科学からえられた知識と技術の利用、死を向かえる準備な
どが検討されるようです。さらに研究における人間の主体の保護や、生物科学的
な技術の適切な利用などの広い意味での倫理的な問題と社会的な問題にも取り組
むとか。
ホワイトハウスの発表によると、評議会のメンバーは専門知識だけでなく、思想
の深さ、倫理的に深刻な問題にたいする献身度などを判断して選んだとか。大統
領はこの評議会の助言に基づいて政策を決めていくそうです。この評議会は2002
年1月17日と18日に最初の会合を開きました。メンバーは次の17名です。


49 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/13 22:57
○Leon Kass氏、議長。シカゴ大学の社会思想委員会のメンバーで、『さらに自
然な科学を求めて』(1984)、『飢えた魂』(1994)、『人間のクローニングの倫理』
(1998、共著)などがある。
○Elizabeth Blackburn氏。カリフォルニア州サンフランシスコ大学の生物化学
・生物物理学部の教授。カリフォルニア州の1999年度「今年の科学者」賞を受賞。
○Stephen Carter氏。イエール・ロー・スクールで、憲法、法律と宗教などを教
えている。『空しい神の名』(2000)などの著書多数。
○Rebecca Dresser氏。ワシントン大学ロースクール。『科学が救済をもたらす
とき』(2001)など、生命倫理に関する多数の著作あり。
○Daniel Foster氏。テキサス州サウスウエスタン・メディカル・スクールで代
謝のメカニズムなどを研究。
○Francis Fukuyama氏。ジョン・ホプキンス大学。『歴史の終り』は有名になっ
た。その後は『最後の人間』(1993)、『巨大な攪乱−−人間の本性と社会秩序の
再建』(2000)を刊行。近く『ポスト・ヒューマンの未来』を刊行の予定。
○Michael Gazzaniga氏。ダートマス大学の認識・神経科学センター。『心の過
去』(1998)や『新しい認知神経科学』(2000)などの著書がある。
○Robert George氏。プリンストン大学の法律学センター。憲法学者で『人間を
道徳的にするもの−−市民的な自由と公共の道徳』(1995)と『自然法を擁護して』
(1999)などの著作がある。
○Alfonso Gomez-Lobo氏。ジョージタウン大学の形而上学と道徳哲学の教授。ギ
リシア哲学、倫理史、自然法などを専門としており、近く『道徳性と人間の善』
が刊行される予定。
○Mary Ann Glendon氏。ハーバード大学の法律学教授で、国際的な人権、比較法、
憲法などを専門。1998年には「アメリカで影響のある50人の女性弁護士」の一人
に選ばれている。
○William Hurlbut氏。スタンフォード大学で人間生物学を教える。生物哲学と
神学の統合、先進的な生命技術と神経科学に関連した倫理問題を専門とする。最
近は天文生物学の分野で、化学兵器と生物兵器に関連した政策決定に関与した。
○Charles Krauthammer氏。ワシントンポスト紙のコラムニスト。1987年にはピ
ューリッツァー賞を受賞。胚細胞の研究、クローニング、安楽死などについて、
多数の記事を発表している。
○William May氏。サザン・メソジスト大学の倫理学名誉教授。『患者の試練』
(1991)、『専門家の公的な責務』(2000)など、多数の著書がある。
○Gilbert Meilaender氏。ヴァルパライソ大学でキリスト教倫理を教える。『宗
教倫理雑誌』『宗教研究レビュー』などの編集を担当。『身体、魂、生命倫理』
(1995)、『生命倫理』(1997)など、生命倫理に関する多数の著書がある。
○Janet Rowley氏。シカゴ大学で医学や人間の遺伝学を教える。1999年にアメリ
カ科学メダルを授与されている。
○Michael Sandel氏。ハーバード大学。現代政治哲学と政治思想史が専門。『民
主主義の不満』(1996)、『リベラリズムと正義の限界』(1982)などの著書がある。
○James Wilson氏。カリフォルニア大学ロサンゼルス校。経営学と公共政策の名
誉教授。『道徳的な感覚』(1997)、『道徳的な判断』(1998)など、人間性と倫理
について多数の著書がある。
哲学と思想関連分野では、フクヤマ、ゴメス・ロボ、ザンデルなどが注目ですね。
ザンデルの『自由主義と正義の限界』は邦訳があります。菊池理夫訳、 三嶺書
房, 1992です。ゴメス・ロボは邦訳はないようですが、『ソクラテスの倫理の基
礎』The foundations of Socratic ethics / Alfonso Gomez-Lobo. -- Hackett,1994
はちょっと面白そうです。
ブッシュ大統領はこの評議会をどう使っていくのか、少し心配なところもありま
すが〔なにしろ、おれは本は読まんよという人らしいから(笑)〕、注目してい
きたいと思います。次回はフクヤマが生命倫理について語った「遺伝子体制」と
いう文章をご紹介しながら、この評議会の行く末を占って(笑)みたいと思いま
す。

50 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/16 11:05
哲学クロニクル 第264号 (2002年3月15日) 遺伝子の管理機構(1)
今日は春一番ですね。ぽかぽか陽気です。
さて今回は、生命倫理評議会のメンバーに選ばれたフクヤマの遺伝子管理に関す
る論文の最初の部分を読んでみましょう。
遺伝子の管理機構(1)(フランシス・フクヤマ、フォリン・ポリシー誌、2002年3/4月号)
人間のバイオテクノロジーは、善と悪を内的に結びつける。あなたの子供の「の
う胞性繊維症」を治療し、あなたの患者のアルツハイマー病を治療してくれるは
ずの技術が、はるかに困惑させられる可能性も秘めているのである。人間のクロ
ーニング、人為的に操作したベビー、治癒するのではなく、人間の能力を向上さ
せる薬品、人間と動物の「あいのこ」などを作りだす可能性があるのである。
この技術のもたらす大きな可能性と問題に直面すると、解決策はただ一つしかな
い。諸国が政治的な手段で、人間のバイオテクノロジーの開発と利用を規制し、
人間の繁栄を促進する技術的な進歩と、人間の尊厳と福祉にとって脅威となる技
術を区別する制度を設立するしかないのである。こうした規制団体は、まず国家
レベルでこうした決定を実施する権力を認められるようにし、その後、最終的に
は国際的な規制も行えるようにしなければならない。
なぜ政府がこの技術を規制する必要があるのだろうか。原子力技術は、破壊的な
可能性が差し迫っていることが明らかなたけに、最初から政治的な管理で厳密に
規制されてきたが、バイオテクノロジーはこうした技術ではない。しかしバイオ
テクノロジーは、たとえば情報技術のように、〈良性の〉技術でもない。
インターネットは、富の創造、情報へのアクセス、ユーザーのコミュニティの形
成の促進などの恩恵を約束した。もちろんマイナスの側面もあるが(たとえばイ
ンターネットを使うことで、マネー・ロンダリングやポルノの配布が容易になる)、
しかしこうした問題は、政府が厳しい規制をしなくても解決できる性質のものだ。
バイオテクノロジーの真の脅威は、この技術には人間の本性を変える力があり、
これまでのような種としての人間についての考え方を変える力があることだ。こ
のバイオテクノロジーの真の脅威は、功利主義的な計算では計測しにくいもので
ある。


51 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/16 11:06
バイオテクノロジーに関する議論は両極化している。一方の極に、社会は技術の
発展を制約すべきではないし、してはならないと主張するリバータリアンがいる。
この陣営には研究者と科学者、バイオ産業が含まれる。とくにアメリカ合衆国と
イギリスでは、自由市場、規制解除、技術にたいする政府の介入を最小限にすべ
きだという要求をイデオロギー的に信奉している多数の人々がこの陣営に加わる。
他方では、バイオテクノロジーに道徳的な懸念を抱く多様な人々のグループがあ
る。宗教的な確信に導かれている人々、自然は聖域だと信じている環境保護主義
者、優生学の再来ではないかと懸念する人々などである。このグループは試験管
ベビーから胚細胞の研究、そして遺伝子組み替え食品、人間のクローニングにい
たる新しい技術の禁止を提案している。
バイオテクノロジーをめぐる議論は、この両極の対立を越えて進む必要がある。
バイオテクノロジーの開発を完全に放任しようとするアプローチと、将来のさま
ざまな技術を禁止しようとするアプローチのいずれも、誤った情報に導かれてお
り、現実的なものではない。人間のクローニングのような特定の技術は、道徳的
な理由や実際的な理由から、完全に禁止する必要がある。道徳的な理由は、クロー
ンによって生まれた子供と親の関係が非対称になることとかかわりがある。子供
は親の双子になってしまうからである。
実際的に考えても、クローニングで使われる技術が、将来は人為的に操作して生
まれた子供を作り出すことは確実だ。いまクローニングを認めてしまうと、将来
において、よりよい子供を作り出すために、遺伝子工学が利用されるのに反対す
るのは困難になる。
しかし新たに登場している他の多くのバイオテクノロジーについては、完全な禁
止ではなく、もっとニュアンスに富んだ規制アプローチが必要である。だれもが
さまざまな技術に見解を表明しているが、社会が技術の開発のペースと範囲を制
御するためには、どのように種類の制度が必要であるかを、具体的に考察してい
る人はまったくといってよいほど見掛けないのである。
規制、とくに国際的な規制は、軽々しく要求すべき性質のものではない。規制を
実施することで、多数の不便な事柄が発生し、ときには病理的な現象も生むこと
はよく理解されている。規制が過剰だったことを反省したこれまでの世代は、国
の正式な規制に代わる方法を模索し、さまざまな革新的な作業を続けてきた。企
業側の自己規制や、規則の作成と施行にかかわる柔軟なモデルなどが考案されて
きたのである。
しかし自己規制方式は、産業が社会にほとんどコストを発生させない場合、技術
的で非政治的な事柄が問題になる場合、関与する産業が自己規制のための強いイ
ンセンティブを所有している場合には、うまく機能する傾向がある。こうした基
準があてはまるのは、さまざまな技術基準の策定や銀行の決済などの領域である。
しかしこの方式はバイオテクノロジー産業や、この産業が生み出すはずの多数の
技術には適用できないのである。

52 :青鷺:02/03/17 01:49
信じたい人は信じれば良いじゃない。
信じたくない人は信じなければ良いじゃない。


53 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/21 21:51
哲学クロニクル 第267号 (2002年3月21日)遺伝子の管理機構(2)
今日は風が強いですね。満開の桜が揺れに揺れています。心配。
さて、フクヤマの遺伝子の管理機構の二回目です。
遺伝子の管理機構(2)(フランシス・フクヤマ、フォリン・ポリシー誌、2002年3/4月号)
○技術の進展は制御できないか
人間のバイオテクノロジーの規制について考える際に大きな障害となるのが、技
術的な進歩は制御できないし、制御しようとしても失敗するに決まっているとい
う考え方が広まっていることにある。特定の技術を熱心に推進する人々や、技術
開発から利益を得ようとする人々は、こうした考え方を大喜びで主張する。また
有害とみられる技術の普及を送らせようとする人々も、悲観的になってこうした
考え方を主張するのである。政治が人間の将来を決定できないのではないかとい
う一種の敗北主義までみられることがある。
グローバリゼーションの進展と、最近の情報技術の経験から、近年はとくに、技
術進歩は避けられないという信念が強まっている。国が技術革新を規制したり、
禁止すると、研究開発活動は他の国に逃げ出すために、いかなる主権国家もその
ようなことはできないという意見はよく耳にする。実際に、競争の激しい国際的
なバイオテクノロジー産業では、この傾向が明らかになっていて、企業はもっと
も有利な規制環境をつねに探し求めている。
ドイツでは、優生学についてはトラウマとなるような歴史があるために、他の多
くの先進国と比較すると、遺伝子研究に対する規制が強かった。そのためドイツ
の多くの製薬会社やバイオテクノロジー会社は、イギリス、米国、その他の制限
の少ない国にラボを移している。20001年には、イギリスが治療や研究のための
クローニングを許可した。もしも米国が、ドイツ、フランスなど、この種の研究
を許可していない国の仲間入りをすれば、イギリスがこの種の研究にとっては
「避難所」のような国になるだろう。米国が倫理的な懸念から、胚細胞などの研
究を制限し続ける場合には、シンガポールやイスラエルなどの諸国が、こうした
研究を推進することに関心を示している。
しかし悲観主義も、技術的な進展は不可避であるという考え方も誤っている(多
くの人々がこの考え方を採用した場合には、自己実現的な予言となってしまう可
能性はある)。実際は技術開発の速度と範囲を規制することは可能である。平気、
原子力、弾道ミサイル、生物兵器や科学兵器に使える病原体、人体の代替臓器、
神経薬理学的な薬品など、危険であるか、倫理的な問題を引き起こす技術は、政
治的に効果的な管理の対象となっており、自由に開発したり、売買することはで
きない。
インターネットなど、それほど問題を引き起こさない技術でも、管理される可能
性がある。たとえば中国当局は、中国での営業権の撤回をほのめかしながら、ヤ
フーやマイクロソフトのMSNなどのサイトに、中国語のウェブ・サイトでは当
局に好ましくない表現を掲載しないように制限している。
懐疑的な見方をする人々は、技術を管理しようとするあらゆる努力は、結局は失
敗すると主張するかもしれない。たしかに、抜け穴のない規制体制というものは
存在しない。しかし社会的な規制は、すべての違反を防ぐような効果を発揮する
必要はない。どの国でも殺人は犯罪であり、厳しく処罰されるが、殺人はつねに
起こる。しかし殺人が起こるからといって、殺人を罰する法律をやめたり、法律
を施行する努力を放棄する理由はない。他の国がクローニングを許可していたり、
米国人が他の国で自分のクローンを作らせたりした場合にも、米国で人間のクロー
ニングを禁止する法律の目的は損ねられない。


54 :名無しゲノムのクローンさん:02/03/21 21:52
○国際的なコンセンサスの確立
規制がグローバルな範囲で適用されない限り、グローバル化した世界では、規制
はうまく機能しないのはたしかだ。しかしまず国のレベルでの規制が必要なの。
国際的なレベルで効果的な規制が開始されたことはない。国民国家が自国の社会
のための規則を開発してからでないと、国際的な規制システムの成立は考えるこ
ともできないのである。
とくに他の諸国は、米国での食品安全や薬品の規制の場合に顕著なように、米国
の国内法の進展に大いに注目している。国のレベルでアメリカ合衆国が行動しな
い限り、特定のバイオテクノロジーの規制について国際的なコンセンサスが形成
されることはないだろう。
クローニングや人間の遺伝子操作のような技術を禁止したり、厳しく制限する国
際的なコンセンサスが形成されるかどうかは、だれにもわからないことだ。しか
し現在のような初期の段階で、その可能性を否定する理由はない。生殖型クロー
ニングの例で考えてみよう。人間の子供のクローンを作る技術だ。2001年11月現
在で、24か国が生殖型クローニングを禁止している−−ドイツ、フランス、インド、
日本、アルゼンチン、ブラジル、南アフリカ、イギリスなどである。1998年には、
ヨーロッパ評議会が、条約の追加議定書を承認し、人間の生殖型クローニングを禁
止した。これは評議会の43か国の加盟国の24か国で承認されている。アメリカ議
会も、同様な措置を検討している議会の一つにすぎない。
特定の種類のバイオテクノロジー、とくに遺伝子操作の倫理的な見解には、さま
ざまなニュアンスがある。もっとも厳しい見方をしているのがドイツと、ヨーロッ
パ大陸の複数の諸国である。またヨーロッパ大陸は、世界でもっとも強力な環境
保護主義運動の生まれた場所であり、全体としてみると、さまざまな形式のバイ
オテクノロジーにもっとも敵対的である。
その対極にあるのがアジア諸国で、歴史的および文化的な理由から、バイオテク
ノロジーの倫理的な側面にはヨーロッパほど懸念を示していない。バイオテクノ
ロジーの規制に関して生まれつつあるコンセンサスから外れることを望む地域が
あるとすれば、それはアジアである。複数のアジア諸国は、民主主義を採用して
いないか、国内に強力な野党が存在しない。シンガポールや韓国などのアジア諸
国には、生物医学の分野で競合し、バイオテクノロジーの分野で市場シェアを獲
得できるだけの強力な経済的なインセンティブがあり、ヨーロッパや北米を出し
抜くことができる。
国際世界と、国際的に強力な諸国が多大の努力を行わなければ、新しい生物医学
技術の制御についての国際的なコンセンサスが簡単に形成されることはないだろ
う。2001年8月には、ドイツフランスは国連のアナン事務総長にたいして、世界
的に再生クローニングを禁止する草案を提出するように要請した。これはアメリ
カが京都議定書から脱退した後で、アメリカに世界的なレベルでの協定に復帰さ
せることを目的としていた。禁止するのは生殖型クローニングに限るか、それとも
クローニングの研究活動も禁止するかという問題では、国内的にも国際的にも議
論が分かれている。
こうした問題についてのコンセンサスの確立に関しては、魔法のように成功する
方式というものはない。コンセンサスを確立するためには、伝統的な外交手腕が
必要なのである。レトリックを駆使し、説得し、交渉し、経済的あるいは政治的
な「テコ」を使う必要がある。しかしこの点については、どの国際的な体制の構
築でも同じことが言える。人間のバイオテクノロジーを国際的に統治するために
は、必ずしも新しい国際的な組織を設立したり、国連を拡張したり、説明責任の
ない官僚組織を設立したりする必要はない。ごくシンプルに、国民国家が自国の
規制政策を他の国の政策と調和させる努力をするだけで、これが可能になるのだ。


55 :名無しゲノムのクローンさん:02/04/25 01:47
http://www.asahi.com/national/update/0418/022.html
先天性疾患児の簡保加入を一律拒否 郵政事業庁
 先天性の病気で薬などを飲んでいる子どもに対し、郵政事業庁が、郵便局で取り
扱っている簡易保険への加入を一律に拒否していることがわかった。病気の発症を
ほぼ完全に抑えられるケースも含まれていることから、遺伝学や小児科の専門家か
らは「医学的な根拠がない」などと批判が出ている。日本医師会は事態を重視し、
調査に乗り出す考えだ。
 人の遺伝情報の解明が進む中で、保険や雇用の場で差別が広がることが懸念され
ているが、今回の加入拒否は実質的に遺伝情報を利用した差別につながるとの見方
もある。
 加入を拒まれているのは、遺伝子の異常がかかわっているとされる「先天性甲状
腺機能低下症」や「フェニルケトン尿症」の子どもたち。旭川医科大の羽田明教授
(公衆衛生学)と東北大の松原洋一教授(遺伝病学)らが昨夏、この2つの病気と
診断された子ども105例を対象にアンケートをしたところ、病名を告げて学資保
険を含む簡易保険に申し込んだ21例すべてが加入を拒否されていた。
 保険は一般に、契約期間中に死亡するリスクなどを根拠に、加入の可否を判断し
たり、保険料に差をつけたりする。
 この2つの病気は、厚生労働省の指導で実施されている「新生児マススクリーニ
ング」で、血液を調べることから見つかる。放置すると知的な発達の障害などが起
きる恐れがあるが、専門医は「早期発見し、薬や栄養分を調整したミルクを飲むな
どすれば、発症はほぼ完全に防げる」と話す。
 この2つの病気は、先天性の病気の中でも最もコントロールがしやすいとされる。
実際に、これらの病気でも一部の外資系や民間保険会社は加入を認めていた。一方、
簡保で加入できたのは、羽田教授らの調査では、病名を告知していなかったり、出
生前に加入したりした場合だけだった。
 同庁簡易保険部業務課は「個別の病気の取り扱いについては答えられない」とし
つつ、「服薬などの治療が続いている方はお断りしている」と継続的な治療が必要
な先天的な病気では、すべて加入を拒否していることを事実上認めている。
 これに対し、日本医師会の澤倫太郎・常任理事は「発症を予防できる子の保険加
入を公的機関が排除しているとすれば問題だ。郵政事業庁に詳しく事情を聴きたい」
と話している。
 羽田教授らは、19日から名古屋市で開かれる日本小児科学会で調査結果を報告する。
 <新生児マススクリーニング> 早期の発見と治療が有効な病気の有無を見極め
るため、厚生省(当時)が77年に始めた。現在対象となる病気は6つで、生まれ
て間もない赤ちゃんの血液を採取し、病気を発症する可能性がないかどうか調べる。
事業主体は都道府県と政令指定市で、ほぼ100%の赤ちゃんが受けている。先天
性甲状腺機能低下症はホルモンの分泌の異常、フェニルケトン尿症は特定のアミノ
酸が増えすぎることで、知的障害などが起こる。
それぞれ約5000人に1人、8万人に1人の割合で生まれるとされる。(15:31)


56 :名無しゲノムのクローンさん:02/04/25 01:49
http://www.asahi.com/national/update/0423/040.html
簡保加入拒否問題「真正面から取り組む」 医師会
 先天性の病気がある子どもたちの簡易保険への加入を郵政事業庁が一律に拒否
していることについて、日本医師会は23日、常任理事会を開き、この問題に
ついて会として積極的に取り組むことを正式に決めた。「遺伝情報にもとづく
あらゆる保険加入拒否は認めない」という観点から、具体的事例への解決策を
一歩ずつ探るとしている。

旭川医科大の羽田明教授らが調査したところ、遺伝子の異常がかかわると
され、投薬などで発症をほぼ完全に防げる先天性甲状腺機能低下症やフェニ
ルケトン尿症の子どもたちが簡保加入を拒否されている。加入できたのは申
し込むときに病名を告げていない場合で、出生前に簡保に加入
した例はなかった。

 これ以外にもダウン症の子や、体重がふつうの子よりも軽いといった理由
だけで簡保への加入を拒否されているという報告や相談が医師会に寄せられ
ているという。

 医師会は、こうした病気の親の会や小児科医と連携しながら、郵政事業庁
の担当者からも加入拒否の実情を聞き、現状の見直しを求めていく方針。

 澤倫太郎・常任理事は記者会見で「民間の保険会社での加入拒否をどう考
えるか、難しい面もあるが、『遺伝情報によるあらゆる差別はいけない』と
いう立場にたちたい。この問題に真正面から取り組む」と話した。(20:45)

57 :名無しゲノムのクローンさん:02/04/25 01:54
http://ehrlich.shinshu-u.ac.jp/tateiwa/0p/g.htm
◆遺伝情報での差別禁止…米大統領令  『読売新聞』2000-02-09
「【ワシントン8日=大塚隆一】クリントン米大統領は八日、連邦政府機関が職員の採用や
昇進に際し、遺伝子情報に基づいて差別的な扱いをすることを禁じた大統領令に署名した。
遺伝子診断の発展により、がんや糖尿病を含む、多くの病気の発症の危険性が予測できるよ
うになった。その一方で、遺伝子情報が悪用され、就職や医療保険加入の際の差別が広がりか
ねないという懸念も強まっている。
大統領はこうした危惧(きぐ)はすでに現実のものになりつつあり、遺伝子の検査をためら
っている人も多いと指摘。人間の全遺伝子情報の解読が間近に迫った中、政府が率先して「遺
伝子プライバシー」の保護に乗り出す必要性を強調した。
(以下略)

58 :名無しゲノムのクローンさん:02/05/01 02:23
厚生科学研究費補助金厚生科学特別研究事業
疫学的手法を用いた研究等における生命倫理問題及び
個人情報保護の在り方に関する調査研究
http://www.mhlw.go.jp/shingi/0105/s0521-3a.html


59 :顔も名前も出さずに毎月100万円:02/05/01 02:56
Future-Web(フューチャーウェブ)登場
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