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エスパー真希21

1 :名無し娘。:2001/04/09(月) 22:29
再建。
作者さん、ここを使ってくださいな。

2 :SUNSUN39号:2001/04/09(月) 23:58
毎度ありがとう( ● ´ ー ` ● )
前と同じ人かいな?

3 :名無し娘。:2001/04/10(火) 01:01
そだよ。続きが見たいからね。期待してるよ。
あと、保全は自分が引き受けてもよろしいですか?

4 :SUNSUN39号:2001/04/10(火) 02:46
保全でも日記でもAAでもageでもsageでも(*⌒ヮ⌒*)
まあでもできるだけ急いで書き上げるよ。
とりあえず前スレ。
http://natto.2ch.net/test/read.cgi?bbs=morning&key=../kako/985/985785437
じゃあまたねC= C= C=(o^-^)o

5 :名無し娘。:2001/04/10(火) 22:31
保…

6 :名無し募集中。。。:2001/04/11(水) 23:31
羊でやれよ

7 :名無し娘。:2001/04/12(木) 17:54
…ぜ

8 :連続テレビ小説@君の名は:2001/04/12(木) 23:42
3氏ね。


9 :名無し募集中。。。:2001/04/13(金) 07:43
8氏ね。


10 :名無し娘。:2001/04/14(土) 08:34
…ん

11 :名無し娘。:2001/04/15(日) 00:15
ほずん

12 : :2001/04/15(日) 05:17


13 :名無し娘。:2001/04/15(日) 22:12
ポイズン

14 :名無し娘。:2001/04/16(月) 05:54
>>13
ソリマチ発見!!

15 :名無し娘。:2001/04/16(月) 18:58
そのつっこみをまっていた!>>14

16 :おおさか:2001/04/17(火) 22:36
保全書き込みさせてな〜

17 :6:2001/04/18(水) 00:32
よっすぃーは何で150にしたんだろう。もっと延ばすことだってできただろうに。
暫定的にそうしてたのか、それとも、そんなに長くは生きたくなかったのか。
私はどうするんだろう。このカラダで150歳まで生きたとして、そのあとは――。

18 :6:2001/04/18(水) 00:37
あの崖に来た。ここに来れば何かある、なんて期待はなかったけど、あまりにも
何もなく、ちょっと拍子抜けした。あの日との違いといえば「危険」と書かれた
標識が立っていること、申し訳程度のロープが張られていることくらいか。
雲は、あのときと同じように、綿菓子だった。

19 :6:2001/04/18(水) 00:38
ふっと息を漏らし、ロープを掴んだ。とりあえず生きてこう、と思った。綺麗な着地
など、はじめから望んではいなかった。
ヤッス―――!
私は叫んだ。叫びはしかし木霊しなかった。ざらついた足元を均し、もう一度叫んだ。
背後から「はい」と返ってきた。振り向くと、圭ちゃんがいた。

20 :6:2001/04/18(水) 00:40
「何やってんの?」私は言った。
「山、登ってます」と言って圭ちゃんは笑った。「びっくりしました。こんなとこで
何してんのかなーと思って見てたら、突然叫びだすから。あ、私、保田っていいます」
圭ちゃんは軽く頭を下げて「はじめまして」と言った。
久しぶりに会う圭ちゃんは、髪が短くなっていた。そして、妙に大人びて見えた。
「はじめまして」私は笑みを返し「そりゃびっくりしますよね」と言った。
「そうですよ」

21 :6:2001/04/18(水) 00:43
「ところでヤッスーさあ」
「え?」
「なんか飲み物もってない?」
「あ」と言って圭ちゃんは水筒を出した。「これ……」
「飲んでいい?」
圭ちゃんは頷いた。私は受け取って、カラカラのカラダを潤した。
「ありがとう( 」
「うん」
「私、よっすぃー」

22 :6:2001/04/18(水) 00:46
私たちは、そこに転がっていたまるでベンチのような岩に並んで腰掛けた。
「よっすぃー、は、山登りはよくするの?」
「しないよ」
「そう」
私はいきなり途切れそうになる会話を繋げるように「でも一年前に登ったよ」と言った。
「あ、私もそう」
「ほんとに?」
「うん」

23 :6:2001/04/18(水) 00:52
「偶然だね」と言って私は立ち上がった。「ねえ、一緒に頂上まで行こうよ」
「え?」
「頂上。一緒に」
圭ちゃんは不意を衝かれたといった表情で「いいよ」と答えた。
「どうしたの?」
「あ、いや、私この場所に来るのが目的だったから」
「え?」
「でも、いい、うん、一緒に登ろう」
「何?」私は訊いた。「この場所に、何があったの?」

24 :6:2001/04/18(水) 00:53
圭ちゃんはふうっと息を吐いた。
「はじめて会った人にこんな話していいか分からないけど」
「聞きたい」
圭ちゃんは頷くと、立ち上がってロープの前に進んだ。
「一年前、この崖から落ちた子がいてね、今日がちょうどその日なんだけど」
「友達?」
「だったかな。向こうはどう思ってたか知らないけど」
「それで?」
「文句言いに来たの」圭ちゃんは笑って言った。「なんで自殺なんかしたんだーって」

25 :6:2001/04/18(水) 00:54
「自殺?」
「ん?」
「自殺だったの?」
「どうして?」
私は首を振って「何でもない」と言った。
「自殺に決まってる」圭ちゃんは言った。「だってあいつ、あそこに立って、私たちに
手、振ったんだから」
そういえばそんなバカなことしたな、と思い出した。
「自殺じゃないのに普通そんなことする?」
「しない」

26 :6:2001/04/18(水) 00:56
圭ちゃんは、分かればいいのよって感じで笑って、話を続けた。
「今、私たちって言ったけど、そのときね、もうひとり、一緒に登ってた子がいて」
「友達?」
「親友だった。紗耶香っていって」
「いい名前だね」
「うん」
圭ちゃんは本当に嬉しそうに笑った。それから泣きそうになった。
「その子もね、死んだの」
「車にはねられて」
私が言うと圭ちゃんは驚愕の表情で反応した。
「何で?」
「いや何となく」

27 :6:2001/04/18(水) 00:57
圭ちゃんは俯いて「全部、私のせい」と言った。
「こういうの、超能力っていうのかな。私ってなんか、周りの人を不幸にする力を
持ってるみたい。紗耶香だって、私といなかったらあんな」
「違うよ」
「ねえ、ワンツースリー事件って覚えてる?」と言って圭ちゃんは苦笑した。
「街で123人がそろって死んだ?」
「そう。あのとき私、そこにいたんだ。もうほんと、何の映画の撮影かと思った。
目の前で起こってたことが信じられなかった」
「うん」
「でも、あとで冷静になってから、思った。あれも私の力のせいだったんだって」

28 :6:2001/04/18(水) 00:58
私は「違う」と言って圭ちゃんの腕を取った。「ヤッスーのせいじゃないよ。強いて
言うならよっすぃーのせい」
「変な慰めかた」と言って圭ちゃんは笑った。「べつにいいよ。同情してもらいたくて
言ってるんじゃないし」
「じゃあ何?」
私は圭ちゃんを掴む手に力を入れた。圭ちゃんはそれを振りほどいた。
「私の気持ちなんて、誰にもわからない」
私は「わかるよ」と言った。
「わからないよ」
「わかるって」
「嘘」
「ほんと」
「嘘」
「ほんと」

29 :6:2001/04/18(水) 01:00
「それよりさ、なんで引退したの?」
「え?」
急に話が変わった。
「ほんとの理由きかせてよ。会見で言ってた新しい自分を探すってあれ、嘘なんでしょ?」
「私のこと知ってたんだ」
「あんなに有名だったんだから、知らないわけないよ」
「そっか」
「私、ずっとあなたに憧れてた。『春のせいかな』なんて4回も観たし」
「私も観た。あの演技は最低だった」
「え?」
「我ながら」
「ねえ、きかせてよ」
圭ちゃんが狂気をはらんだ目で私に迫った。
「興味ないからやめた。それだけ」

30 :6:2001/04/18(水) 01:02
「簡単に捨てんだね」圭ちゃんははき捨てるように言った。「なんかよっすぃーって
後藤に似てる」
その言葉に、私は動揺した。なんか、見透かされたみたいで。
「その、飛び降りた子に。何をやってもうまくいっちゃうって感じの子だった。本人は
そんな気なかったかもしれないけど。それが余計に」
「その子が死んで嬉しかった?」
私が言うと、圭ちゃんは微笑んだ。
「あの日に戻れたらって何度思ったかわからない。あの日、あの瞬間、紗耶香は変わった。
まるで後藤が乗り移ったかのように人が変わってしまって、そのまま――」
ごめん。私は心で囁いた。
「ここからすべてが狂ったんだ」
圭ちゃんがロープをくぐった。
「ふたりだけ……ずるい」

31 :6:2001/04/18(水) 01:04
ギリギリのとこまで進んで、圭ちゃんは両手を振った。私に背中を向けたまま。
「今、私は崖っ縁でーす」
「そこは危ないから」
私を無視して、圭ちゃんは叫んだ。
「ごとお―――! きこえるかあ―――!」
崖の下に向かって。
「バカやろお―――!」
何度も繰り返した。

32 :6:2001/04/18(水) 01:08
叫び終えても、圭ちゃんはそこから離れようとしなかった。私はロープを越えた。
圭ちゃんは一年前の私だ。
「圭ちゃん」
私は呼んだ。
「私」
圭ちゃんが、そっと振り向いた。
「真希だよ」
「なに言ってんの?」

33 :6:2001/04/18(水) 01:11
その瞬間、未来が見えた。ていうのは嘘で、本当はなんとなくそう思っただけ。
そして予想したとおりの展開。圭ちゃんがお約束のように足を滑らせた。
次の瞬間、私の意識は飛んだ。

34 :6:2001/04/18(水) 01:14
そこは、市井ちゃんの部屋だった。
机の上で開きっぱなしになっていた日記帳。
「明日は山登り。楽しみで今夜は眠れそうにない」
笑顔の3人が並んでいた。市井ちゃんが栞代わりに使っていた写真。
それは、私も気に入っていた1枚だった。

35 :6:2001/04/18(水) 01:16
意識が戻ったとき、視界にはまだ、死に向かって落ちて行く圭ちゃんが残っていた。
私は笑って唇を噛んだ。


36 :SUNSUN39号:2001/04/18(水) 01:18
読んでくれた人ありがとう( ● ´ ー ` ● )
名無し読者ありがとう( ● ´ ー ` ● )
保存みちよありがとう( ● ´ ー ` ● )
濡れ衣ありがとう( ● ´ ー ` ● )
保田記念日ありがとう( ● ´ ー ` ● )
なっちありがとう( ● ´ ー ` ● )

37 :名無し娘。:2001/04/18(水) 01:35
>>36
えっ?何、どういうこと!?
終わんの!?

38 :名無し募集中。。。:2001/04/18(水) 01:35
終わりなの?

39 :名無し募集中。。。:2001/04/18(水) 02:28
いやーん

40 :元自動保全エージェント:2001/04/18(水) 03:52
SUNSUN39号ありがとう( ● ´ ー ` ● )

41 :名無し読者:2001/04/18(水) 07:03
>>36
どういたしまして。

御脱稿おめでとうございます。
モーニング娘。板名作集の方であげさせていただきます。
お疲れ様でした。

42 :203.180.223.130さん:2001/04/18(水) 10:27
>「圭ちゃんは?」
>「えっと、そうだな」ちょっとの間、考えてから圭ちゃんは答えた。「吉澤
>ひとみになりたい」
>「は?」

マジ感動しました。
SUNSUN39号ありがとう( ● ´ ー ` ● )


43 :proxyy.cc.yamaguchi-u.ac.jpさん:2001/04/18(水) 16:07
ずっと読んでましたよ。すごくおもしろかったです。
こんな楽しい小説をどうもありがとうございました。
終わってしまうのが残念だなあ。

44 : :2001/04/18(水) 23:30


45 :名無し娘。:2001/04/19(木) 01:46
終わってるし、、、(羊)の小説投票スレに、「未完の小説部門」で投票しようと思ってたのにっ。

泣けるほど素敵な小説をありがとう。6話のなんだかよく分からん盛り上がり方が、とても好きだ。

46 :名無し娘。:2001/04/19(木) 22:41
ほぜん

47 : :2001/04/20(金) 20:33


48 : :2001/04/22(日) 02:00


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